現区名除外し公募、諮問へ 浜松市、新区で方針【浜松市行政区再編】
浜松市は２２日までに、行政区再編に伴う新３区の区名公募について、単独で存続する天竜区は名称を変えずに公募の対象外とし、残る２区は現在使われている区名以外を公募するとの内容で、２３日の行政区画等審議会に諮問する方針を固めた。公募の方法は１７日の市議会特別委で議論され、「天竜区を対象外とし、残る２区は現区名以外で公募」とする自民党会派案と、「３区とも無条件で公募」するなどとしたその他の会派の案に割れた。特別委では結論が出ず、市は自民党会派案が最善だとする方向性を示していた。
特別委の議論では、天竜区は再編後も区域が変わらないこと、浜北区と北区（三方原地区を除く）が一つになる新区では互いに現区名を残すよう求める意見があり、地域間の競争によるあつれきが懸念されることなどが焦点となった。市は新区の一体感を醸成するため、天竜区以外は新しい区名に絞って募集すべきだと判断した。
審議会は２３日に新たな区割り案や区名の公募方法に関する諮問を受ける。市は今後も各区の自治連役員などへの意見聴取を重ねながら審議会の意見を踏まえ、７月に公募方法を決定する。
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