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移住者数県内トップ　三島市長「まちづくりが評価」

　三島市の豊岡武士市長は２７日の定例記者会見で、２０２１年度の移住者数が県内の自治体でトップの１７１人になったことについて、市街地を流れるせせらぎなどの自然環境に加えて「三島のまちづくりや移住・定住施策が評価された」との見解を示した。
　同市への移住者数は前年度の４８人から３倍以上に増加した。ほとんどが首都圏からの移住とみられ、移住就業に関する補助申請では２０～４０代の世帯が９割弱を占めた。移住相談は前年比３０件増の１０１件で、テレワークの普及を追い風に三島駅前のマンションから首都圏の会社に通う「転職なき移住」を希望する人が多いという。
　同市では実際に市外から移り住んだ４人を「移住アンバサダー」として任命し、本年度はさらに３人を追加して情報発信に力を入れる。補助金や各種支援制度を打ち出して市内への移住を後押しするほか、１～２月にはテレワーク施設を運営する東急ホテルや三島クロケットと連携した宿泊・テレワークのお試し体験なども実施した。

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