テーマ：藤枝市

ふるさと納税返礼品に藤枝限定「ペイペイ商品券」　消費喚起、飲食店支援へ

藤枝支局　岩下勝哉

　コロナ禍や物価高騰の打撃を受ける飲食店などを支援するため、藤枝市で２６日、市内のみで使える「ＰａｙＰａｙ（ペイペイ）商品券」をふるさと納税の返礼品にする取り組みがスタートした。年末年始の帰省時に合わせて消費を喚起し、地域経済の活性化につなげる。

ＰａｙＰａｙ商品券を利用できる店舗。ふるさと納税の返礼品として受け取れる＝藤枝市の「魚時会館　おさかな亭」

　寄付や返礼品の受け取りは、ふるさと納税サイト「さとふる」で行う。寄付額は千円（商品券３００円分）から５０万円（同１５万円分）まで計１５種類ある。寄付後にスマートフォンアプリで商品券を受け取り、市内店舗のキャッシュレス決済で利用できる。
　対象は、ＰａｙＰａｙに加盟している飲食店と宿泊施設の市内計約４２０カ所。全国チェーン店などは含まれない。
　対象店舗の一つである同市駅前の「魚時会館　おさかな亭」で同日、市の担当者によるデモンストレーションを行った。魚時の石上忠義専務（４２）は「コロナ前に比べて宴会利用は３分の１程度にとどまっている。駅前に客足が戻る呼び水になれば」と期待を寄せた。

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