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テーマ : 選挙しずおか

給食費や就学援助、どう考えてる? 地元の若者が独自アンケート「同世代政治へ関心を」 清水町長・町議選18日告示

 若者に政治に関心を持ってもらい、地元を良くしたい-。清水町長選・町議選(18日告示、23日投開票)を迎える同町出身の若者2人が町長選と町議選の候補者に独自にアンケートを行った。結果を広く公表し、「有権者が投票する際の指標になれば」と期待する。

アンケートの集計結果を確認する原太郎さん(右)と斉藤皐稀さん=16日、清水町内
アンケートの集計結果を確認する原太郎さん(右)と斉藤皐稀さん=16日、清水町内

 原太郎さん(26)と斉藤皐稀さん(24)の2人で、「清水町の教育費を考える会」を手がける。学生時代、高等教育の無償化を訴える学生団体で活動。就職を機に昨春、Uターンした。斉藤さんは「収入に対して教育費が高すぎる」と話し、子育てする同世代から金銭的に苦しむ声を聞くという。原さんは「この町では子どもを育てられない」と主張し、支援の拡充を期待する。
 統一地方選に合わせ、地元の教育費負担軽減のために活動する政治家を探すと同時に、結果を公にして若者を中心とする有権者に政治を身近に感じてもらおうと、企画した。
 アンケートは全16問。給食費の減額、無償化するために活動するか▽就学援助制度の対象を広げるか―などの設問を盛り込んだ。2月下旬から動き出し、町に支援制度を問い合わせて項目を考えたという。
 町長選に2陣営、町議選に16陣営が出馬を予定する中、10人から回答があった(16日時点)。直接原さんの自宅に回答を届けて感想を話したり、別紙に考えを記したりする候補者もいたという。
 回答がないことも想定していた原さんは「(若者の取り組みに)反応があることは同世代を勇気づける結果になった。候補者も自分たちの声を求めていると感じた」と声を弾ませる。
 若者の投票率の低さが叫ばれる中、2人は「暮らしの中の困り事を身近な行政に伝える表現が投票。取り組みを面白がってまず関心を持ってもらいたい」と声をそろえる。
 アンケートの結果は会のツイッターアカウント「@shimizu_eduex」で公表する。

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