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テーマ : 沼津市

脱炭素推進へ新組織 沼津商議所が設立方針 4月始動

 沼津商工会議所(紅野正裕会頭)は16日までに、地元企業が主導して脱炭素社会を具現化する新組織を設立する方針を固めた。来年秋に世界中の研究者が沼津市に一堂に会し脱炭素など環境問題について話し合う国際会議が開かれる予定で、まずは地元産業界が率先して取り組み、方策を内外に示す。4月から始動する。
 製造業と輸送業、建設業の20前後の事業所で構成する「脱炭素推進特別委員会」を新設する。地元の金融機関とエネルギー供給企業、行政がオブザーバーとして参加する方向。具体的な脱炭素社会実現への方法や行動計画のほか、地域経済再生にどうつなげるかなどについて検討を重ねる。
 国際会議はほぼ毎年、「太陽光発電国際会議」として各国・地域で開かれ、同市での開催は来年11月の見込み。紅野会頭が会長を務める県東部コンベンションビューローや市内の民間事業者などが、豊富な自然がある県東部・伊豆地域から環境の在り方を伝えたいとの姿勢を打ち出し2021年に誘致に成功した。各国・地域の研究者ら約千人が1週間前後をかけて、地球規模の対策を議論する。
 今後の特別委での検討や取り組みを踏まえ、国際会議で県東部・伊豆での先行事例を発信する考えだ。

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