作品常設「海を大切に」 沼津駅ビルに鈴木さん(市立高中等部)
沼津市公認「おさかなアートクリエーター」の鈴木翔太さん(12)=市立高中等部1年=が海洋環境問題をテーマに描いた絵画のポスターが30日、JR沼津駅ビル「アントレ」1階の三鮮商事(同市)鮮魚売り場にお目見えした。ポスターは常設展示し、駅利用者や買い物客らに海の大切さをPRする。
作品の題名は「人は海を汚す、でも海の未来を守れるのは人なんだ」。鈴木さんが小学6年生の時に完成させた水彩画で、原画を大きく引き伸ばして掲示した。色とりどりの海洋生物が泳ぐ海中に、ビニール袋やプラスチック片、乱獲する漁船を描き、海洋資源保全へのメッセージを込めた。
同駅ビルで開いた鈴木さんの個展をきっかけに、再利用したトレーを使用するなど環境問題に取り組む三鮮商事が常設展示に協力した。鈴木さんは「訪れた人が絵を通じて海洋環境問題に関心もってもらえたら」と話した。