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Uターン就職促進前倒し ふじのくにパスポート 高校1年次に配布へ

 増田始己経済産業部長は若者のUターン就職促進策として、静岡県内企業やふるさとの魅力を発信する専用サイトにつながる「ふじのくにパスポート」の配布時期を高校3年次から高校1年次に前倒しする方針を示した。早い時期から県内を就職先として意識してもらい、若者の地元定着を促す。塚本氏への答弁。
 県はこれまで、県外進学者が本県とのつながりを維持するために、専用サイトのQRコード付きのカードを高校卒業時に配布していた。しかし、しずおか産学就職連絡会のまとめによると、2023年春卒業の県内出身大学生のうち、県外進学者のUターン就職率は34%(前年比2ポイント減)で低迷が続いている。
 増田部長は「多くの学生が就職先として県内企業に目を向ける前に本県を離れてしまう」と現状の課題を挙げ、パスポートの配布時期を早めることで地元への関心を喚起したいとした。
 専用サイトの内容も充実させる。家庭で県内就職を検討する機会を創出しようと、保護者向けの情報コンテンツを設けるほか、企業参加型の特設ページを開設して、通常の求人情報だけでは伝わらない企業の取り組みなどを紹介する。

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