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男女共同参画視点 静岡県防災ブック発行 留意点や先進事例紹介

 静岡県はこのほど、男女共同参画の視点を取り入れた防災ブック(A4判カラー、8ページ)を1万部発行した。性別や立場に関係なく、誰もが避難所運営や自主防災活動に取り組めるよう、具体的な留意点や先進事例を紹介している。市町を通じて自主防災組織などに配布するほか、県ホームページで公開している。

男女共同参画の視点を取り入れた防災ブック=県庁
男女共同参画の視点を取り入れた防災ブック=県庁

 県内の女性団体や自治会連合会などでつくる「ふじのくに男女共同参画防災ネットワーク会議」や市町と連携して作成し、静岡大グローバル共創科学部の池田恵子教授が監修した。
 避難所に関しては、運営責任者だけでなく物資担当者にも男女を配置し、生理用品や下着などのニーズの把握や提供に配慮するよう助言。避難所のレイアウト例なども図示した。各ページのQRコードを読み込むと、女性の視点を取り入れた防災活動の事例や各種相談窓口を紹介するページを閲覧できる。県男女共同参画課の担当者は「地域の防災訓練や勉強会で活用してほしい」と話している。

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