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宿蘆寺大沢家墓所 県指定文化財に 保護審が答申

 静岡県文化財保護審議会は18日、浜松市中央区庄内町の宿蘆寺(しゅくろじ)大沢家墓所を県指定文化財に指定するよう川勝平太知事に答申した。近く正式に指定される。

宿蘆寺大沢家墓所(県提供)
宿蘆寺大沢家墓所(県提供)

 県文化財課によると、江戸で暮らし、遠江国堀江と周辺地域を領地にしていた旗本の大沢家代々の墓所が、曹洞宗宿蘆寺境内に造営された。縦8・5メートル、横11・4メートルの敷地に、供養塔11基が「コ」の字状に配置されている。
 江戸時代の長期にわたり旗本当主代々の供養塔が造られ、現存している事例は県内では貴重という。石塔の資材や形式の変遷、整備状況を通じ、身分の高かった旗本が先祖を敬っていた姿が浮かび上がる。
 県指定文化財は今回分を含めて計559件(有形342件、無形1件、民俗56件、記念物160件)になる。

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