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知事ら出席行事 運用基準策定へ 公務、公務外か

 静岡県は7日の県議会総務委員会で、知事や副知事の出席行事を公務とするか、公務外とするかの運用基準の策定について、他の都道府県の状況などを調べた上で策定に向けて検討する方針を示した。
 2023年10月の総務委では、川勝平太知事が同9月に政治資金パーティーである中沢公彦県議会議長の就任祝賀会に公務で出席したことを巡り、県当局に質疑が行われた。これを受けて随時監査を行った監査委員は今年2月、判例などに照らし、出張旅費の支出を「必ずしも不適当とは言えない」としたが、公務と公務外の明確化が必要と意見して基準策定を求めた。
 県秘書課の担当者は運用基準の策定スケジュールは未定としつつ、実績を類型化して実効性の有無を確認するとの考えを示した。
 能登半島地震が発生した元日から3日間、知事が長野県内に滞在した対応にも複数の質問があった。担当者は「県内は最大震度4で情報収集体制にあり、知事らの登庁は求められていない」とのルールを説明した。

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