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塩谷氏ら証人喚問要求 裏金 政倫審「納得せず」 立民、衆参10人

 立憲民主党は21日、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、衆院と参院で計10人の証人喚問を自民に求めた。これまで衆参の政治倫理審査会に岸田文雄首相を除く裏金議員9人が出席したが「国民は説明に全く納得していない。自民が拒む理由はない」(立民の山井和則衆院予算委員会野党筆頭理事)として要求を強めた。自民は消極的な構えだ。

立民が証人喚問要求した10人
立民が証人喚問要求した10人

 衆院予算委理事懇談会では立民などの野党が、安倍派座長を務めた塩谷立氏(衆院比例東海)ら6人の証人喚問を求める文書を小野寺五典委員長(自民)に提出した。対象者は、政倫審で弁明した塩谷、下村博文、高木毅、松野博一、西村康稔の安倍派5氏と、逮捕・起訴された衆院議員池田佳隆被告(自民除名)。与党筆頭理事を務める自民の加藤勝信氏は慎重に対応する考えを示した。政倫審に出た二階派の武田良太事務総長は要求対象としていない。
 参院では自民、立民が参院国対委員長会談を開き、立民の斎藤嘉隆氏が自民の石井準一氏に4人の証人喚問を要求した。対象には安倍派の参院側会長だった世耕弘成、西田昌司、橋本聖子の3氏のほか、立件された安倍派事務局長を加えた。
 証人喚問と別に野党は、政治資金収支報告書に不記載があった自民衆院議員51人のうち衆院政倫審に出ていない残り45人の出席を自民に求めている。自民は21日の政倫審幹事懇談会で、応じられないと回答した。

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