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【静岡県知事選】大村氏が政策発表 防災や教育に重点 「デジタル大学」創設など提案

 川勝平太知事の辞職に伴う知事選に立候補を表明している元総務官僚、元副知事の大村慎一氏(60)は15日の政策発表会見で、防災・危機管理や教育に力を入れていく方針を示した。災害時の応援派遣を通じた静岡県の防災力の強化や、デジタル人材の育成を重点施策に掲げ、国や県内市町と連携して推進するとした。

知事選の政策を発表する大村慎一氏=15日午後、静岡市葵区(写真部・坂本豊)
知事選の政策を発表する大村慎一氏=15日午後、静岡市葵区(写真部・坂本豊)
知事選の政策を発表する大村慎一氏=15日午後、静岡市葵区(写真部・坂本豊)
知事選の政策を発表する大村慎一氏=15日午後、静岡市葵区(写真部・坂本豊)
知事選の政策を発表する大村慎一氏=15日午後、静岡市葵区(写真部・坂本豊)
知事選の政策を発表する大村慎一氏=15日午後、静岡市葵区(写真部・坂本豊)

 大村氏は、総務省在籍時に全国各地の災害対応に当たった経験に触れ、「(災害対応の)経験を共有しなければいけない」と強調。静岡県は災害先進県の看板を掲げているが、「看板ほどに体制が整っているか疑問視している」と述べ、被災地への応援派遣を積極的に行い、対応のノウハウ習得につなげるとした。
 教育施策として、大学との連携を土台とした「静岡デジタル大学」を創設し、デジタル人材や国際的な人材の育成を強化する構想を示した。新技術を取り入れることで生産性の向上を図り、中小企業の人材、人手不足の解消を目指すと訴えた。
 静岡大と浜松医科大の運営法人統合・大学再編問題を巡っては「医工連携はぜひやらなければいけない」と強調しつつ、「基本的には大学の組織のことは大学自身で解決すべき」との認識を示した。中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の再稼働に関しては「安全性が何よりも重要」とした上で、「エネルギーをないがしろにすることは国が傾く危険性があるので、真剣に考えなければならない」と指摘した。
(政治部・池谷遥子)

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