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静岡市 一般会計補正予算案 90億円超追加 学校トイレ洋式化完了前倒し、国の追加経済対策など実施

 静岡市は1日、国の総合経済対策の実施など90億3400万円を追加する2023年度一般会計補正予算案を8日開会予定の市議会2月定例会に提出すると発表した。低所得世帯への給付金支給に79億5100万円を計上したほか、市立小中学校のトイレ洋式化を前倒しで進め、31年度の完了を目指す。

2023年度一般会計2月補正予算案を発表する静岡市の難波喬司市長=1日午前、市役所静岡庁舎
2023年度一般会計2月補正予算案を発表する静岡市の難波喬司市長=1日午前、市役所静岡庁舎

 物価高騰対策は、国の24年度予算案の閣議決定を受けて、給付金支給対象世帯をこれまでの住民税非課税世帯から、住民税均等割のみの課税世帯などに拡大する。同市の対象は約3万9千世帯と、国の定額減税を十分に受けられない約18万人。
 小中学校のトイレを洋式化する「トイレリフレッシュ事業」は7億400万円を追加し計36校分の工事、設計を前倒しで実施する。次年度以降も当初の予定より予算を増額し、これまで事業完了見込みとしていた37年度から6年短縮する。
 災害関連情報を一元的に発信する総合情報サイト整備に向けて2億7千万円を計上したほか、南アルプスユネスコエコパーク登録10年を記念して旧井川小(葵区井川)に博物館を整備する取り組みに4億円、野球場ちゅ~るスタジアム清水(清水庵原球場)をプロ野球ナイター仕様にするために、夜間照明設備のLEDへの改修に1億9400万円を盛り込んだ。
 補正後の一般会計は3798億3600万円。

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