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藤枝市 旧市街地再生へ計画策定 63施策でブランド向上目指す

 藤枝市は、旧東海道藤枝宿周辺の「藤枝旧市街地」の総合再生基本計画を策定した。計画区域内を特性に応じて5エリアに分けた上で、「歩きたくなるまち」「住みたくなるまち」をテーマに総合的な活性化を図る。

藤枝旧市街地の総合再生基本計画をまとめた冊子やリーフレット
藤枝旧市街地の総合再生基本計画をまとめた冊子やリーフレット

 計画区域は市役所本庁舎や蓮華寺池公園、白子や上伝馬の商店街、大規模な住宅街などを含む。計画期間は2031年度までの10年間で、ハード・ソフト両面で63施策を推進していく。計画をまとめた冊子や概要を紹介するリーフレットも作製した。
 施策では、無電柱化や空き店舗の開業支援で地域のブランド力や経済力を高めるとした。裏道の舗装整備や情報通信技術(ICT)を活用した観光案内により、集客力がある蓮華寺池公園を拠点にした回遊性の向上も狙う。市生涯学習センター横のグラウンドなど、公有地を活用した生活・交流拠点の整備も進めていく。
 計画の策定にあたり、市は部署を横断した勉強会や委員会を立ち上げたほか、地元の事業者や学生らの意見を反映させたという。市都市政策課の青嶋和徳主幹は「旧市街地は歴史や文化、商業などさまざまな特徴がある。地域全体での魅力を高めていきたい」と話した。

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