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テーマ : 政治しずおか

難波静岡市長、就任後初の施政方針演説 「結果出せる市政へ変革」

 静岡市の難波喬司市長は21日に開かれた市議会2月定例会本会議で、就任後初の施政方針演説を行った。市の人口統計に関するデータなどを示した上で人口減少問題に強い危機感を示し「政策執行力を高め、結果が出せる市政へ具体的に変革しなければならない」と強調した。 ⇒【施政方針演説 全文】  

静岡市役所
静岡市役所

 難波市長は静岡市が2000年代に入って以降、全国の政令市の中でも人口減少率が高いことに触れ「この期間の市政運営が影響していると言わざるを得ない」と指摘した。「これまでの延長上の市政運営はもう通じない」と述べ、社会全体の力を結集して地域課題の解決を目指すほか、産業の新陳代謝を促し新たな価値を生み出すとした。
 24年度当初予算案編成もこれらの点を意識して検討したと説明。スタートアップ企業との連携事業の大幅な拡充や、清水駅前銀座商店街の空き店舗を活用した子どもの屋内遊び場設置などを挙げた。
 市の組織改編では24年度から特定の政策を推進するために部局横断のプロジェクトチームを編成するほか、デジタルトランスフォーメーション(DX)や観光分野で専門性の高い外部人材を登用し「政策形成力と政策執行力を高め、結果を出す市政に変革する」と強調した。
 定例会では23年度2月補正予算案など30議案を原案通り可決し、市当局が24年度当初予算案など70議案を提出した。人事案では市教育委員として佐野嘉則氏の再任案に同意した。

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