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川勝知事、理想郷へ「飛翔予算」 財源不足も制御可能【静岡県24年度予算案】

 川勝平太知事は2024年度当初予算案を発表した13日の記者会見で、「能登半島地震対応」「イノベーション」「こども・子育て」「スポーツの総合産業化」の4分野を重点に据えた予算案を「飛翔(ひしょう)予算」と銘打ち、富士山など世界級の地域資源や人材を生かして「(SDGsの目標である)17のゴールを目指し、理想郷に向かって飛翔する」と強調した。

静岡県の2024年度当初予算案の狙いを説明する川勝平太知事=13日午後、県庁
静岡県の2024年度当初予算案の狙いを説明する川勝平太知事=13日午後、県庁
静岡県の2024年度当初予算案の狙いを説明する川勝平太知事=13日午後、県庁
静岡県の2024年度当初予算案の狙いを説明する川勝平太知事=13日午後、県庁
静岡県の2024年度当初予算案の狙いを説明する川勝平太知事=13日午後、県庁
静岡県の2024年度当初予算案の狙いを説明する川勝平太知事=13日午後、県庁

 予算を重点配分したイノベーション事業の狙いを川勝知事は「大胆な発想で現状を打破する必要がある」と説明。特に「空飛ぶクルマ」の先進導入地域を目指す取り組みに関し、「可能性を日本で最初に切り開きたい」と述べた。
 スポーツの総合産業化は、関連事業全体で23年度比18・3%増の7億2千万円を投入した。静岡県内でプロスポーツチームが増えている背景に触れ、「スポーツには食や景色、観光など非常に多くのものが関連している。静岡県の豊富な地域資源と知見を融合させたい」と意気込んだ。
 一般会計の財源不足額が555億円生じたことに関しては、「非常に厳しく受け止めている」と述べた。ただ、財政調整基金を取り崩しても基金残高の見込みが176億円で、09年の知事就任時の4倍近くあるとし、「火の車かというとコントロールは可能である。(予算案の自己評価は)優・良・可でいえば優」と予算編成への自信を示した。

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