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不動産鑑定を巡る住民監査請求棄却 静岡県委員事務局

 静岡県監査委員事務局は6日、2022年度に売却された天竜職員住宅(浜松市天竜区)の不動産鑑定書が不適切で県の支出は不当と訴えた住民監査請求を、「違法、不当な公金支出はない」と棄却する監査結果を発表した。鑑定業者の選定方法については見直しを求める意見を付けた。
 23年12月に浜松市の住民が住民監査請求していた。請求は、鑑定評価書が市場価格と著しく乖離(かいり)した不適切な成果品とし、県資産経営課職員が職責を果たさず、少なくとも5年間、同一の鑑定事業者や不動産鑑定士に依頼するなど不適切な関係であると主張した。
 監査結果は、鑑定書は不当鑑定とは言えず、報酬額や契約手続きも県規則などに反した支出とは認められないとした。一方で、県の不動産鑑定評価書に関わる支出の一層の適正化への意見として、同一事業者との単独随意契約について見直しを検討するよう求めた。

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