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静岡県産食材を生かしたジェラート 伊豆高原ジェラート工房R65(伊東市)【静岡ものづくり最前線】

 2022年3月に開業し、原料の食材にこだわったさまざまな種類のジェラートを提供する。フルーツや牛乳、茶など県内産の良品を厳選。アロマを意識した組み合わせや糖の使い方を工夫した製法で、食材の良さを引き出している。

県産素材にこだわったジェラート
県産素材にこだわったジェラート

 ジェラートは食材が持つ香りを意識して開発している。伊東名産のダイダイとジャスミン、カルダモンを使った一品は、それぞれが相乗効果を生むように配合の分量を調整した。グラニュー糖や粉末の水あめなど複数種類の糖を組み合わせて甘さや固さ、口に含んだ際のなめらかさを追求。糖の配合により、食べた時に甘さを感じるタイミングが変化するという。
 工房を立ち上げた六郷祐太朗さん(35)は千葉県出身。「静岡には魅力的な作物が多い。県産食材の豊かさを広めたい」と、使用する食材の生産者を訪ね歩いてきた。伊東のダイダイやブルーベリー、富士宮のイチゴや牛乳など、こだわりの原料を使用する。
 商品はインターネットで購入でき、伊東市内の飲食店などにも置いている。来春にはキッチンカーが稼働予定。六郷さんは「ジェラートを通して生産者にも興味を持ってもらえることを目指している。さらにつながりを広げたい」と話す。

 企業情報 伊東市八幡野1031の25。従業員1人。

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