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心肺蘇生で男性救命 伊東のダイビング店経営大石さんらに感謝状

 伊東市でダイビング店を営む大石惣一さん(37)ら6人が沼津市の大瀬海水浴場で4月、ダイビング中に意識を失った60代男性を救助した。駿東伊豆消防本部と清水海上保安部はこのほど、感謝状を贈り、「1人の命が救われた。多くの方の模範となる行動」とたたえた。

感謝状を受けた大石さん(中央)ら関係者=沼津市の沼津南消防署
感謝状を受けた大石さん(中央)ら関係者=沼津市の沼津南消防署

 感謝状を受けたのは大石さんと、店の従業員杉田貴充さん(28)=伊東市=、ダイビング研修生の小林稜典さん(27)=群馬県=と櫻井海喜さん(28)=埼玉県=、客で居合わせた村下未知さん(24)=浜松市=と井上乃愛さん(24)=千葉県=の6人。
 4月16日に同海水浴場でダイビングライセンスを取得中の男性が意識を失い、ガイドのインストラクターが浜から20メートルほど沖で男性を救助しながら助けを求めていた。ガイドの声に気づいた6人は連携して男性を引き上げ、消防と海保に通報。消防などが到着するまでの間、AEDを使って男性に心肺蘇生法を行った。
 男性は浜に引き上げられた際、心肺停止状態だったが、6人の迅速で適切な処置により、消防などが到着するころには意識を取り戻した。
 大石さんは海難救助専門の認定NPO法人の会員で、定期的に水中訓練を行っていた。沼津南消防署(沼津市)での贈呈式で、大石さんは「考えるより先に体が動いた。助けることができて本当によかった」と当時を振り返った。

 

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