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大クス 国指定天然記念物 樹勢を診断 伊東・葛見神社

 国指定天然記念物の「葛見神社の大クス」がある同神社(伊東市馬場町)でこのほど、日本樹木医会県支部(大石春夫支部長)のメンバーらによる樹勢診断が行われた。関係者約20人が参加し、樹齢を重ねる巨樹の安全確保に向けてデータを測定し、木の状態を確認した。

大クスの状態を調べる参加者=伊東市馬場町の葛見神社
大クスの状態を調べる参加者=伊東市馬場町の葛見神社

 同様の調査は前回、2014年に実施した。診断は今後の安全対策を検討する上での基礎資料を作成するとともに、文化財としての中長期的な保存に役立てる目的で同市教育委員会が同支部に依頼した。
 はしごに上った参加者がメジャーを使って木の周囲の長さを測ったり、目視で木の健康状態を把握したりした。大クスには安全対策のために鉄製のバンドや支柱が設けられていて、メンバーらは今後の方向性について意見を交わした。

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