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漁船から水難救助 迅速に 伊東 消防と漁業者が訓練

 駿東伊豆消防本部伊東消防署と定置網漁業の「城ケ崎海岸富戸定置網」などはこのほど、漁船を活用した水難救助訓練を伊東市の城ケ崎海岸の沖合で行った。毎年多くの水難救助事案が発生しているエリアで、要救助者を迅速に救うための動きを確認した。

要救助者を船に引き揚げる参加者=伊東市の城ケ崎海岸沖合
要救助者を船に引き揚げる参加者=伊東市の城ケ崎海岸沖合

 同社の関係者や消防の水難救助隊員・救急隊員らが参加した。要救助者を船に引き揚げる訓練では、救助隊員が漁船「第一城ケ崎丸」から泳いで現場に向かい、船上の隊員と協力して担架に乗せた要救助者を船に揚げた。タンクを背負って海中に潜り、周辺の状況の確認も行った。
 日頃の水難救助活動には漁業者や漁協、ダイビング関係者が協力している。2022年度に伊東市内で発生した水難救助事案は、釣り人の転落など12件という。
 同様の訓練は全3回で14日にも予定する。同消防署八幡野分署の野中功二分署長は「訓練を今後の活動に生かしたい。釣りをする際にはライフジャケットの着用をお願いしたい」と話した。

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