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静岡県内の待機児童5人 受け皿確保、減少続く 4月1日時点

 静岡県は2日、静岡県内の保育所や認定こども園の待機児童が4月1日時点で前年より18人少ない5人だったと発表した。県内35市町のうち34市町で「待機児童ゼロ」を達成した。国の子ども・子育て支援新制度が始まった2015年度は780人に上ったが、施設整備で受け皿が拡大したことなどから減少が続いている。

静岡県内待機児童の推移
静岡県内待機児童の推移

 5人の待機児童はいずれも函南町で確認された。年齢別にみると1歳が4人、2歳が1人。県によると、低年齢児の預け入れが増え、申し込みに対し保育士が不足したという。前年の16人からは11人減った。伊東市、三島市、森町、清水町は待機児童を解消した。
 本年度の申し込み児童数は211人増の6万9108人。女性就業率が上昇傾向にあることに加え、新型コロナウイルス禍での預け控えが落ち着き、保育ニーズが高まったとみられる。利用定員数は397人増の7万7382人だった。
 待機児童の状況は地域や施設によって異なるが、受け皿整備や少子化が進み、定員割れとなる施設も出ている。
 一方、特定の保育所を希望するなどの理由で待機児童に計上されない「潜在的な待機児童」は285人増の1956人だった。
 県こども未来課は「今後も待機児童ゼロに向け、市町と連携して保育士の確保を進めていく」とした。

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