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マウンテンバイク国際大会出場 海外トップ選手が伊豆満喫 修善寺紙の和紙すき、アマゴ料理

 伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで今月開かれた国際大会「FDAジャパン・マウンテンバイク・カップ2023」(同実行委主催)に出場した海外のトップ選手3人が23日、伊豆半島の魅力を知るため地域交流を行った。伊豆市には同大会男子エリートの部で3位に輝いたイタリアのユーリ・ザノッティ選手(24)が訪れ、同市の地域おこし協力隊の3人から市内の伝統を学ぶなどした。

修善寺紙の和紙すきを体験するザノッティ選手=伊豆市の修善寺紙谷和紙工房
修善寺紙の和紙すきを体験するザノッティ選手=伊豆市の修善寺紙谷和紙工房


 ザノッティ選手は同市の「修善寺紙谷和紙工房」で、修善寺紙の継承活動に取り組む舛田拓人さん(31)から、地元の伝統和紙「修善寺紙」の歴史について説明を受けた。舛田さんの手ほどきを受け、和紙すきも体験した。通訳はマルコ・ファヴァロさん(55)が担当した。
 その後、地元の茶店でアマゴ料理やあんみつを味わいながら、同市の日本サイクルスポーツセンター職員の石井駿平さん(26)と自転車競技の発展に向けて話し合った。ザノッティ選手は「伊豆の道路にはイタリアにない細かいアップダウンがある」「1年ではなく2、3年の長い期間海外での練習に励むと実力もついてくる」とアドバイスした。
 ほかにもマティス・アザロ選手(23)は伊豆の国市の世界遺産韮山反射炉の見学、フィリッポ・コロンボ選手(25)は伊東市立伊東小で児童との交流を楽しんだ。3選手はしばらく日本に滞在する予定。
 (大仁支局・小西龍也)

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