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伊東で按針祭開幕 灯籠流し 松川幻想的に 10日は1万発の花火大会

 伊東市最大の観光イベント「第77回按針祭」が8日、市内で開幕した。市制施行記念日の10日を中心に多彩な催しを繰り広げ、伊東の夏を盛り上げる。初日は伊東温泉の中央を流れる松川(伊東大川)に灯籠を浮かべる「松川灯籠流し」を行い、幻想的な雰囲気を演出した。

水面を照らしながら流れる灯籠=伊東市の松川
水面を照らしながら流れる灯籠=伊東市の松川


 観光客や市民が松川沿いに集まり、故人へのメッセージや家族の健康祈願などそれぞれの思いを書き込んだ灯籠を浮かべた。赤や青、白など5色の灯籠が川面をほのかに照らしながらゆっくりと流れ下る様子を見守った。
 イベントは11日までの4日間。徳川家康の命を受け、松川の河口で日本初の洋式帆船を建造した英国人の三浦按針(ウィリアム・アダムス)を顕彰する。
 9日には太鼓合戦、10日は献花や徳川宗家19代当主の徳川家広さんらによるトークショーを予定する。同日夜には伊東海岸一帯で約1万発を打ち上げる海の花火大会を行う。最終日は自衛隊の艦艇や装備車両を一般公開する。
 (伊東支局・白柳一樹)

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