あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : 沼津市

沼津移住へ官民連携強化 増加受け定住も支援

 移住者が増加している沼津市が、事業者や団体と協力して移住・定住促進に取り組んでいる。2020年度に官民連携で移住希望者の支援を行う「ぬまづ暮らしオススメ隊」が発足して以降、移住者は漸増。オススメ隊登録数も18件から24件に増加するなど支援体制が整いつつあり、一層の拡充を図る。市の担当者は「今後は定住も意識したい。隊員のつながりを強め、情報発信に努める」と力を込める。

研究会で互いの活動内容などを共有する隊員ら=沼津市役所
研究会で互いの活動内容などを共有する隊員ら=沼津市役所


 23年11月中旬、市職員や同隊メンバーの企業や団体の代表者ら15人が市役所に集まり、互いの活動内容や悩みを共有する初の研究会を開いた。メンバーは空き家対策や宿泊業、薬局などを手がける企業や団体で、参加者からは「隊員同士の横のつながりができた」などと喜ぶ声が上がった。
 市によると、22年度の同市への移住者は253人。21年度の45人から大幅に増えた。自然の豊かさや首都圏へのアクセスの良さに魅力を感じ、県外から転居する人が目立ち、市街地の人気が高まっているという。
 オススメ隊の発足当初から参加し、住居のサポートや移住後の相談に取り組む山田知弘さんは「移住の決定打は人とのつながりができるか」と話し、「県東部の他の地域も見てもらいながら、沼津をお薦めしたい」と思いを語った。市内の先輩移住者らの紹介するマップの作成に携わった矢田美紀さんは「沼津を知ってもらうきっかけをつくれたら」と意気込んだ。
 (東部総局・日比野都麦)

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

沼津市の記事一覧

他の追っかけを読む