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塩谷元文科相弁明要旨 塩谷元文科相質疑要旨【衆院政倫審】

 

塩谷元文科相
塩谷元文科相

 衆院政治倫理審査会での塩谷立元文部科学相の弁明要旨は次の通り。
 安倍派(清和政策研究会)を巡る一連の事案について、最も重要な国民の信頼を損ねることになり、心より深くおわび申し上げる。
 2012年より事務総長を務めるなど、長年、清和会の幹部を務めてきたが、政治資金パーティーを巡る問題に関しては一切関与していない。
 清和会では年1回、政治資金パーティーを開催していた。当選回数などに応じた目標の売上高を超える売り上げを各議員事務所に還付する運用が行われてきた。二十数年前から始まったのではないかと思うが、明確な経緯は承知していない。
 還付は政治資金を自前で調達することが大変な若手や中堅の政治活動を派閥のパーティーを通じて支援する趣旨であったように理解している。
 安倍晋三会長(当時)の指示で22年春ごろ、いったん還付を中止する方針が決まった。順法精神の欠如は恥じ入るばかりだが、還付を希望する声が多く、その要望に沿って22年分も従来通り還付が継続された。

 衆院政治倫理審査会での塩谷立元文部科学相に対する質疑要旨は次の通り。
 丹羽秀樹氏(自民)政治資金収支報告書に派閥の政治資金パーティーの裏金を記載した方が良いという話が、2022年に一時的にあったのではないか。
 塩谷氏 23年8月から安倍派(清和政策研究会)座長を務めており、全く承知していない。
 寺田学氏(立民)22年4月の幹部協議で安倍晋三元首相は不記載をただそうとしたのではないか。
 塩谷氏 協議にいた4人で、不記載のことを聞いた人は1人もいない。
 寺田氏 裏金は政治資金ではない。納税しないのか。
 塩谷氏 しっかり政治活動に使用している。納税するつもりはない。
 岩谷良平氏(維新)現金還流が駄目ならなぜ振り込みにしなかったか。
 塩谷氏 現金還流はやめようということで、一切考えていなかった。
 中川康洋氏(公明)22年8月の幹部協議は塩谷事務所で開いたのか。
 塩谷氏 私の事務所で1回行った。
 中川氏 その場で不正還流の廃止方針が撤回されたのか。
 塩谷氏 具体的に決めてはいないが、継続するしかないという状況で終わった。
 塩川鉄也氏(共産)22年に個人の還流を受けている。
 塩谷氏 昨年秋に初めて知った。当時は還流を受けたことは知らなかった。

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