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静岡人インタビュー「この人」 伊豆伊東高校の初代校長 池田将章さん(伊東市)

 伊東市内の3高校(伊東、伊東城ケ崎分校、伊東商)を統合して4月に開校した伊豆伊東高の校長に就いた。初任校は大仁高(現・伊豆総合)で、富士市立や清水東での副校長、伊東商の校長を経て現職。富士宮市出身。57歳。

池田将章さん
池田将章さん

 ―新高校の様子は。
 「各方面の皆さんの支援をいただき、無事に開校ができたことはありがたい。全日制と定時制を合わせ、非常勤を含め90人以上の教職員がいる。3校が合わさり、他校からの赴任者を加えて『新しい高校を良い学校に』と意欲あふれる職員がそろい、強力な体制ができた。約660人いる生徒からもワクワクしている雰囲気を感じる」
 ―学校の特色は。
 「全日制は普通科に特別進学やアートなど4類型、ビジネスマネジメント科に3類型がある。選択肢が多く、多様なニーズに応える環境がある。一人一人に向き合う生徒思いの姿勢や面倒見の良さは、3校の共通点だった。各校の特徴を引き継ぐ中で、生徒が刺激し合って価値を生み出していければいい」
 ―目指す学校の在り方は。
 「高校の発展のためにはさまざまな人の協力が必要で、高校の発展なしに地域の活力も生まれてこない。これまでの3校も地域連携の取り組みをしてきた。校内で閉じず、できるだけ開かれた学校にしたい。文化祭・体育祭の一般公開を6月10日に予定している」
 ―生徒への呼びかけは。
 「自分たちがまさに新高校のスターティングメンバー。その気持ちで、自らが歴史をつくっていくという気概を持ってほしい。自身も開校の時期に立ち会えたのをエネルギーにし、皆から良い学校だと言われるような高校にしていきたい」

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