1月搭乗3万2940人 静岡空港 前年比41.5%増
静岡県と富士山静岡空港株式会社が22日発表した1月の空港利用状況によると、搭乗者数は前年同月比41・5%増の3万2940人だった。前年実績を上回るのは27カ月連続。搭乗率は1月として過去最高の67・7%だった。
国内線の搭乗者数は前年同月から2495人減の2万791人、搭乗率は7・1ポイント上昇の62・5%。出雲、熊本線が8日までの運航となるなど、提供座席数の減少が響いた。1月の過去最高搭乗者数となったのはFDA新千歳4004人(搭乗率63・3%)。同月の過去最高搭乗率となったのは出雲72・0%(899人)、熊本76・7%(957人)。
国際線は搭乗者数1万2149人、搭乗率79・0%だった。韓国・ソウル線は9649人、82・3%で1月として過去最高だった。昨年9月に再開した中国・上海線は搭乗者数903人。搭乗率は50・2%にとどまったが、前月から7・2ポイント上昇した。台湾・高雄のチャーター便は搭乗率85・5%と高水準だった。
空港振興課の担当者は、開港15周年を迎える2024年の取り組みについて「社会が新型コロナ前に戻っていく中で、航空需要も膨らませないといけない」と述べ、夏季休暇や閑散期の航空運賃支援、PR活動により旅行機運の醸成を図りたいとした。