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テーマ : 政治しずおか

静岡県内の宿泊客数、コロナ前超え 訪日客回復 23年10月に170万人

 観光庁がまとめた2023年10月の宿泊旅行統計調査(速報値)によると、静岡県内のホテル・旅館に泊まった日本人と外国人は延べ170万6590人だった。新型コロナウイルス感染拡大前の19年同月比で0・4%増となり、単月としてコロナ前の水準を初めて上回った。旅行需要の高まりやインバウンド(訪日客)の急速な回復が全体を押し上げた。前年同月比は14・3%増だった。静岡県内の外国人延べ宿泊者数推移
 このうち外国人は前年同月の4・2倍となる延べ10万3510人で、コロナの影響が出始めた20年2月以降、初めて10万人の大台を超えた。円安や静岡空港の定期便再開などが追い風になったとみられる。ただ、19年比では54・1%減にとどまり、本格的な回復は遠い。
 国・地域別(従業員数10人以上の施設が対象)では、中国が1万7220人でトップ。台湾8700人、韓国6510人、米国6450人、香港4680人、タイ4370人などとなった。
 日本人は延べ160万3080人で前年同月より9・2%増え、19年比でも8・7%増と好調だった。
 静岡県内の延べ宿泊者数はコロナ禍の行動制限により大幅に落ち込み、観光需要喚起策や水際対策の緩和などで持ち直したものの、23年9月以前はコロナ前に比べておおむね1~2割のマイナスが続いていた。静岡県内の延べ宿泊者数増減率
 10月の客室稼働率は49・9%。前年同月より2・5ポイント高く、19年より4・8ポイント低かった。ホテルや旅館では人手不足が深刻化し、宿泊客受け入れの足かせとなっている。宿泊施設別は旅館40・9%、リゾートホテル37・3%、ビジネスホテル69・8%、シティホテル72・4%など。

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