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校舎から高所へ 津波に備え避難訓練 伊東・宇佐美小児童

 伊東市の宇佐美小は10日、地震の発生に伴う津波に備えた防災訓練を同校と周辺で行った。昨年度に校舎4階への避難から海抜が高く安全性の高い地域の公園への避難に切り替え、2回目。児童約280人が迅速に走って逃げる流れを確認した。

校舎を出て避難する児童ら=伊東市の宇佐美小
校舎を出て避難する児童ら=伊東市の宇佐美小

 児童は地震の揺れから身を守った後、防災ずきんをかぶり、教員の指示に従って校外に急いだ。列をつくって学校近くの横断歩道や踏切を渡り、公園までの道のりを駆けた。全体の避難にかかった時間は昨年度よりも縮まり、約14分だった。
 山下晃広校長が100年前の関東大震災の際に地元にも津波が襲来したことを伝え、「自分の命は自分で守ること。一人一人が考えて判断し、とにかく高いところに逃げてほしい」と呼びかけた。5年生の福岡周也さん(10)は「もう少し急いで避難できるようにしたい」と話した。

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