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古道具も現役 「地の味 人の味」萬屋蒟蒻店

 月曜の食の連載「地の味 人の味」。4回目は浜松市中区の萬屋蒟蒻(よろずやこんにゃく)店を紹介しました。9代目の伊藤安男さんが200年の業を継承しています。(宮)

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 コンニャク芋と海藻の粉末を溶き、練り、煮固める工程は、昔ながらの手作業。「ごりごりいわず、しこんとしているのが受ける。料理店に出すには、扱い安く割れにくいこんにゃくが求められる」と伊藤さん。時間をかけて、消費者や取引先との信頼を築いてきました。

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 工場内の古道具はどれも現役。こんにゃくを煮る大釜の隣には、大きさをそろえるための木枠と包丁がありました。両手で抱える大きさのこんにゃくを木枠にはめ、はみ出した部分に包丁を当てます。ことん、ことん、と3回。山積みのこんにゃくを裁く動きには、全く無駄がありません。

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 伊藤さん一家は浜松まつりの凧作りも手掛けています。ゴールデンウイークに向けて、ますます忙しくなりそうです。

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