青春18きっぷの旅・静岡発着大回り編こぼれ話~その2
8月23日夕刊「くらしプレミアム」で掲載した特集「行ってきました!JR青春18きっぷの旅」。紹介したコースの一つ「静岡発着大回り編」の旅の詳細をつづるブログシリーズその2は、記事でも掲載した中央線・上諏訪駅近くの間欠泉などを中心に紹介します。(旭)
【2018年8月12日】
◇塩尻駅「日本一狭い?立ち食いそば店」
・塩尻駅からの列車に乗ろうと、ホームを跨線橋で移動している時に目に止まったのが、この狭い入り口。鉄道ファンの間では、「日本一狭い立ち食いそば店」と言われています。中をのぞくと、2、3人入るのがやっとといったところでした。ちなみに店内が狭いのは、改札の内側だけ。調理場の逆側、改札の外側は待合室の中になっていて、座ってそばをすすることもできます。
◇塩尻11:58(438M)上諏訪12:34
・ここからは東京に向かって中央線を東に進んでいくことになります。静岡でも見慣れた車両(211系)ですが、こちらではオレンジと緑ではなく、水色とグリーンの帯をまいています。
◇上諏訪駅
・降りたホームにあるのが、温泉の足湯。きっぷを持っているか、駅で入場券を買えば無料でつかることができます。今は足湯になっていますが、以前は露天風呂として入浴することもできました。実は筆者の(旭)は小学生の頃、露天風呂時代に入ったことがあります。
・中は露天風呂時代の面影が残っていました。うっかりタオルを忘れても、いったん改札を出れば、駅舎内のコンビニでオリジナルのタオルを売っています。旅の記念としてもいいですね。
・これから訪れようとしている諏訪湖は、駅舎とは逆側。線路をまたぐ歩道橋を歩いていると、諏訪湖花火大会の案内がつるされています。取材日は花火大会の3日前だったため、諏訪湖岸の各所で準備が進められていました。
◇片倉館
・駅から諏訪湖に向かって歩いていく途中にあるのが、国の重要文化財「片倉館」。「千人風呂」と呼ばれる温泉大浴場があり、今も現役です。今回は入浴を見送りましたが、旅の疲れをここで癒すのもいいですね。
◇諏訪湖間欠泉センター
・上諏訪駅から歩いて十数分、諏訪湖の湖岸沿いに諏訪湖間欠泉センターがあります。かつては高さ50メートルまで自噴していたそうですが、現在は勢いが弱まり、時間を決めて人工的に上にたまった冷めた温泉水を取り除くことで、5メートルほどの高さの間欠泉をみることができます。
・その噴出時間まで、しばし時間があったのでセンターの名物?の温泉卵づくりにチャレンジします。1個100円で卵を買い、温泉の中に入れて十数分待ちます。一緒に塩と紙コップも渡されます。
・からを割って、紙コップに開けてみると、ちょうどいい具合に温泉卵ができました。そうこうしているうちに、間欠泉噴出の時刻となりました。
・噴出の時刻が近づいてくると、どこからともなく人が集まって、50人ほどが周囲を囲みます。徐々に勢いを増しながら、5メートルほどの高さまで温泉がわきだすと...
・「おー」という歓声が。往時の10分の1の高さですが、想像以上の迫力がありました。
・間欠泉センターにも、足湯があります。この日は諏訪湖花火大会の準備で、周りに柵が張り巡らされていてやや眺望に難ありでしたが、普段ならば諏訪湖を眺めながら、足湯を楽しめそうです。周囲には日帰り入浴可能な温泉旅館、ホテルもありますので、温泉のはしごをしてみるのもいいかもしれません。
(その3に続く...)
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