平成最後の夏彩る電子音 若手DTMユニット「パソコン音楽クラブ」が熱海でライブ
8月23日の「とんがりエンタ」では、
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8月23日の「とんがりエンタ」では、
JR静岡駅西側の高架下を活用したライブハウス「LIVE ROXY SHIZUOKA(ライブロキシーシズオカ)」がオープンしました。スタンディングで900人という収容力は、静岡県内で最大級。オープニングを記念するライブでは、ハイスペックな照明や音響もアピールしました。これまで静岡を素通りしていた著名ミュージシャンも続々と訪れる予感。(宮)
19日の朝刊「ソノ仕事×コノ絶景」は、焼津市にあるソニーのレコード工場におじゃましました。ソニーDADCジャパン大井川工場では、89年に休止していたアナログレコードの自社生産が再開しています。(宮)
21日朝刊「ソノ仕事×コノ絶景」で浜松市の和楽器商、彦坂琴三味線店を紹介しました。花街、千歳町と道路を一本挟んだ平田町で店を営み約70年になります。和楽器を巡る状況の変化を教えてもらいました。(の)
8月18~20日に駿府城公園で開催される「超ドSフェスタしずおか」は、野外音楽ステージ「ONE LIVE(ワンライブ)」が最終日を盛り上げます。本日7月20日、全出演アーティストが発表されました。往年の音楽ファンから若い世代まで、全方位をカバーする顔触れです。(宮)
伊東市の伊豆シャボテン動物公園で、冬季恒例の「元祖カピバラの露天風呂」が行われています。公開の時間帯に流れるキャンペーンソングは、シンガー・ソングライターの山猿さんが歌う「Happy Birthday」。(宮)
昨日の夕刊くらし面で、ギタリスト伊藤ゴローさんとフランス出身のチェリスト、ロビン・デュプイさんのライブを紹介しました。哀愁漂うボサノバサウンドにどっぶり聞き入ったひとときでした。(岡)
ジャズボーカリストのTOKUさんは、フリューゲルホーンの深く柔らかな音色を織り交ぜたステージで聴く人を酔わせます。今月、県内2カ所で行われるライブは「シナトラ&クリスマスソングwithマリーン」という内容。(宮)
シンガー・ソングライター玉城ちはるさんが、名古屋城本丸御殿のテーマソングをリリースしました。「千年物語」のタイトルには、今われわれが見ているものを守ってきた人たちへの敬意が詰まっています。(宮)
スペイン発祥のフラメンコをギターで奏でる沖仁さんは伊東市出身。「ハママツ・ジャズ・ウィーク」最終日の10月23日、メインイベントの「ヤマハジャズフェスティバル」に出演します。(宮)
秋恒例の音楽イベント「ハママツ・ジャズ・ウィーク」が、10月15~23日にアクトシティ浜松などで行われます。県勢としては、静岡市出身のジャズシンガー、ウィリアムス浩子さんが最終日のヤマハジャズフェスティバルに登場。癒やしの歌声を届けます。(宮)
フルート奏者の榊原麻理子さんが9月1日、初のソロアルバム「Mariko」をリリースしました。チェロやギターの他、箏や津軽三味線と共演するなど変化に富んだインストゥルメンタル作品集。4日には、静岡市の江崎ホールで発売記念コンサートがあります。(宮)
静岡市葵区の浮月楼ライフタイムでジャズ界の大御所ルー・タバキンさんを招いたジャズクリニックが開かれました。静岡大の伝統的ビッグバンドサークルSSHのメンバーが、演奏方法について指導を受けました。(小)
男性ボーカルユニット「UNIONE(ユニオネ)」がデビューしました。若者5人、皆さんイケメンです。派手なパフォーマンスや振りを排し、全員がメインを張る歌唱力が持ち味。うち3人は静岡県内出身です。(宮)
ガールズデュオ「hy4_4yh」(ハイパーヨーヨ)がメジャーデビューしました。愛すべきキャラクターで、すでにバラエティー番組などでも人気。ステージでは、ハイテンションな高速ラップを披露します。新聞社でインタビューに答えてくれた左がユカリン、右がチャンユミ。(宮)
劇団四季のミュージカル「ウェストサイド物語」が全国ツアーを展開中です。8月に入り、県内での10回公演が静岡市を皮切りに始まりました。静岡市民文化会館大ホールには大勢のファンが詰め掛け、「現代版ロミオとジュリエット」の世界を堪能しました。(宮)
ピアニスト中村紘子さんが先日、72歳で亡くなりました。文化生活部の本棚に元同僚の置き土産で、中村さんのエッセー(中公文庫)が3冊あります。国際ピアノコンクールの舞台裏から世界のクラシック界の潮流まで、鋭い考察が平易な文体でつづられています。『チャイコフスキーコンクール』は大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。あらためて存在の大きさに気付かされました。(岡)
国内外のユース世代が激突するSBSカップ国際ユースサッカー。40回目を迎える今年は、コスタリカ、スロバキア、日本の各国U-19代表と静岡ユースが、総当たり戦を繰り広げます。大会テーマソング「It's a sunny day!」は、雨上がりの日差しをイメージさせる勇気が沸く歌。歌うのはシンガー・ソングライター木村友美さんです。(宮)
下田市出身の長唄三味線奏者稀音家新之助師匠が来静した際、インタビューする機会に恵まれました。どれほどこわもての方だろうと、お会いする前は戦々恐々としていたのですが、グランシップのロビーに現れたのは、とても洒脱でクールな師匠でした。(小)
ワンコインで本格的な音楽に触れるエコパほっとコンサート。今年は静岡市出身の音楽クリエーター谷真人さんが出演します。広告業界の営業マン出身、ピアニストで作曲家。物腰柔らかい爽やかな人です。(宮)
静岡市のグランシップ大ホールに集う普段着のオーケストラ。8月に行われる県民参加のコンサート「音楽の広場」の練習風景です。本番では、この日お休みした演奏者や合唱団、ダンサーも加わり、総勢700人が迫力のステージをつくり上げます。(宮)
劇団四季のミュージカル「ウェストサイド物語」が、7年ぶりに静岡にやってきます。1964年、招聘公演を敢行した浅利慶太氏が「50回のうち30回は見た」というエピソードも聞かれ、同作が四季のミュージカルづくりに大きな影響を与えていることは想像に難くありません。四季版は1974年初演。40年以上がたった今、新演出で生まれ変わります。(宮)
6月4、5日に県営吉田公園で開かれる「頂-ITADAKI-2016」に初出演するアジアン・カンフー・ジェネレーションのフロントマン後藤正文さん(島田市出身)にインタビューしました。話題を呼んでいる著書「何度でもオールライトと歌え」(ミシマ社)でも触れられていますが、言葉のはしばしから、後藤さんの地元への愛が伝わってきました(小)。
プロ顔負けの全幕オペラで知られる焼津中央高合唱部。今年も6月の公演に向けて準備は大詰めを迎えています。歌声が高らかに響く校舎を訪ねると、教室は本番さながらの緊張感。5月25日朝刊「輝らっと部活DO!」で練習の様子を紹介しました。(宮)
高校時代、「ビートに抱かれて」冒頭のギターリフが目ざまし時計替わりでした。10代後半から20代前半のほぼ毎日、MDウォークマンやCDコンポから流れるプリンスの楽曲が自分の鼓膜を震わせていました。(小)
故坂本九さんの長女で歌手の大島花子さんが、シングル「親父」をリリースしました。九さんが作詞作曲した1982年の曲。酒に酔っては父に殴られる荒っぽい歌詞には、親子の愛がにじんでいます。(宮)
劇団四季のミュージカル「コーラスライン」の県内公演が、アクトシティ浜松を皮切りにスタートしました。2月3、4日に静岡市民文化会館、6日に沼津市民文化センター、7日に富士市文化会館センターロゼシアターと続きます。(宮)
戦中、戦後をたくましく生きる戦争孤児を描いたミュージカル「お菓子放浪記」が24日、沼津で上演されます。静岡市出身のノンフィクション作家、西村滋さんの実体験に基づく小説が原作。2年前に静岡などで公演がありましたが、戦後70年の年をまたいで県内再演となります。(宮)
静岡交響楽団(静響)が来年度の活動計画を発表しました。すでに決まっている10回の主催公演のうち、5回シリーズでベートーベンに挑みます。(宮)
浜松市出身のミュージシャン小島ケイタニーラブさんが、国学者で郷里の偉人賀茂真淵の旅日記「岡部日記」に触発されて、東海道を下りながら歌った楽曲を収録したアルバム「賀茂真淵バック・オン・ザ・ロード」を27日夕刊紙面で紹介しました。(小)
静岡市出身の双子が快挙です。楽壇の登竜門、日本音楽コンクールの作曲部門で、桐朋学園大4年の向井響(ひびき)さんが1位に輝きました。双子の弟で東京芸術大4年の向井航(わたる)さんと一緒に本選に進んでいました。大学生が本選に進むことは珍しく、2人同時にというのは極めてまれ。双子ではというと、84回を数えるコンクールでも初めてのことです。(宮)
劇団四季のミュージカル「クレイジー・フォー・ユー」の県内公演が12月、富士と静岡で行われます。ハッピーエンドの物語、タップの群舞、ガーシュインの名曲など、ブロードウェーミュージカルの醍醐味が詰まった人気作です。(宮)
社会人ジャズバンド「ザ・スイング・ハード・オーケストラ」は今年で結成50年。練習会場を訪ねてみると、60代中心のメンバー18人が、淡々と音合わせをしています。「半世紀ですけどね、今も挑戦者のままですよ」。メンバーの語りには、大人の余裕があります。(宮)
浜松市で開催中の「第24回ハママツ・ジャズ・ウィーク」。今年もアクトシティを中心に、街中の各所でジャズの催しを展開しています。これまでも落語や子育てを取り込んできた懐の広いイベントですが、今年は徳川家康ともコラボします。(宮)
劇団四季「美女と野獣」静岡ロングラン公演が8月2日からの上演を終え、約2カ月で7万8千人が来場しました。10月25日には仙台公演が始まります。(宮)
オーストリアの野外オペレッタ「メルビッシュ湖上音楽祭」の日本公演が始まりました。1957年の初回以来、初の海外公演となる門外不出のフェスティバル。9月6日には静岡公演があります。(宮)
静岡市民文化会館で開かれている劇団四季「美女と野獣」には、県内出身の俳優さんが多く出演しています。7年前の静岡公演でも野獣ビーストとして舞台に立った佐野正幸さん(藤枝市出身)をはじめ、主要なキャストにも県勢の顔が見られます。(宮)
音楽のまち浜松の恒例イベント「ハママツ・ジャズ・ウィーク」が10月、市街地各所で展開されます。24回目を迎える今年も、世界的に活躍するプレーヤーを招く充実のプログラムです。(宮)
劇団四季のミュージカル「美女と野獣」が、7年ぶりに静岡にやってきました。会場の静岡市民文化会館は初日から満席。終演後のカーテンコールは出演者と観客が一体になって、劇場全体が幸福感に包まれました。劇場を出た後も、多くの人が暑さを忘れて会話を弾ませています。(宮)
劇団四季のミュージカル「美女と野獣」の静岡公演開幕を控え、登場人物を紹介する「美女と野獣と仲間たち」を連載中です。心優しい美女ベルをはじめ、個性的なキャラクターが紙面をにぎわしています。(宮)
きらめく魔法の城が舞台のミュージカル「美女と野獣」。気になるその舞台裏をのぞくチャンスです。静岡新聞日曜版の親子向け新聞「YOMOっと静岡」では、客席からは見られないミュージカルの秘密を取材する〝ジュニア記者〟を募集しています。対象は小学4年生から中学3年生まで。(宮)
劇団四季のディズニーミュージカル「アラジン」の公演が始まり、あちこちで取り上げられています。心が満たされる物語とメロディアスな音楽、アクロバチックなダンス、そして魔法のじゅうたん。異国情緒が漂う舞台は、最新の演出技術と俳優陣の鍛錬を尽くし、観る人の冒険心を駆り立てます。(宮)
6月11日夕刊のくらし面「とんがりエンタ」で紹介した「ジスイズパラダイス」は、大人の文化祭を掲げる音楽とアートのイベント。趣向を凝らしたステージと展示が、おもちゃ箱をひっくり返したようなカオスをつくりました。(宮)
8月に開幕する劇団四季のミュージカル「美女と野獣」静岡公演。PR用のラッピングトレインの運行が、静岡鉄道の新静岡-新清水間で始まりました。(宮)
「頂-ITADAKI-2015」を取材しました。ステージ評は16日付「情熱細胞」にたくさんの写真付き(360度カメラで撮影した写真もARで掲載予定です)で特集予定なので、そちらをご覧いただくとして、今回はフェスの持つ楽しさについて、いささか個人的な感想を書きたいと思います。(小)
静岡交響楽団の活動を手伝う「静響を応援する会」は、音楽の経験を問わず参加できるボランティア。発起人で代表を務める伊藤佳通さんは、静岡市葵区にある感応寺の副住職さんです。(宮)
「頂 -ITADAKI- 2015」の出演アーティストが続々と発表されています。(小)。
8月に富士宮市で10万人オールナイトライブを開く長渕剛さん。会場の富士山麓へと続く全国ツアー「ROAD TO FUJI」は、すでにアクセル全開です。(宮)
劇団四季のファミリーミュージカル「ふたりのロッテ」が静岡市民文化会館で上演されました。家族の絆を求める双子の姉妹の奮闘を、はつらつと描きます。(宮)
「頂 -ITADAKI- 2015」の第二弾出演アーティストが17日、発表されました。いずれもキャンドルタイムに出演するBEGINとEGO-WRAPPIN’のボーカル中納良恵さんの2組です(小)。
少し前になってしまいますが、2月26日夕刊の「とんがりエンタ」では、新作を発表した伊豆市のラッパーY.A.Sさんのミニインタビューとお届けしました。取材では、ラッパーとしてのルーツについても少し話をうかがいました。(橋)
3月3日、初夏恒例の野外音楽フェスティバル「頂 ‐ITADAKI- 2015」の一部出演者が発表されました。本日の夕刊でも紹介しました。今回が第1弾。個人的な注目はGAGLEです。(橋)
2月25日、静岡市葵区の静岡市民文化会館大ホールで行われた錦織健さんプロデュースのオペラ「モーツァルト 後宮からの逃走 ハーレムから助け出せ!」を取材しました。ドイツ語のアリアは左右の電光掲示板に日本語訳が流れ、合間には軽妙な日本語のせりふが入るという、挑戦的な構成。「ご当地ねた」も挟み込まれました。(橋)
2月24日、浜松市西区の「エスケリータ68」で東京ローカル・ホンクのライブが行われました。昨年11月の「しずおか連詩の会」に参加した木下弦二さんが、ギターと歌を務める4人組。「詩人」として連詩に取り組んだ4日間から一転、ソングライター、歌い手、ギタリストとしての魅力を存分に発揮しました。(橋)
静岡市清水区のライブハウスで2月15日、県内高校の軽音楽系部活バンドのコンテストが開かれました。部活顧問の教諭たちが実行委員会を組織し、8校から16バンドが参加。約300人が集まる盛況でした。取材した立場から、雑感を記します。(橋)
1月15日夕刊文化欄「とんがりエンタ」では、1月11日に行われた「日本稀想芸術音楽博覧会」を取り上げました。記事を書いたのは浜松総局のT記者ですが、筆者も会場の浜松窓枠に足を運びました。新聞記事は平川病院造形教室の作品のことが中心でしたが、ここではそれ以外の演目について触れたいと思います。(橋)
12月25日夕刊で取り上げた単行本「つながった世界-僕のじゃがたら物語」(Pヴァイン発行)。編集を手がけたのは、音楽サイト「ele-king」編集長の野田努さん(静岡市出身)です。同サイトの単行本シリーズ「ele-king books」は、同時期に他2冊を発刊しました。ここではそのうちの1冊、「ザ・レフトーUK左翼セレブ列伝」を紹介しましょう。音楽や映画など英国文化が大好きな方なら、きっと楽しめる内容です。(橋)
2014年もあと4日。文化生活部記者4人がそれぞれ、ことし1年の記憶に残る取材を振り返ります。第1回は、4月にファーストアルバムを発表した静岡市のヒップホップグループ「豆尖」について。(橋)
日本トップレベルの若手演奏家に活躍の場をつくろうと、コンサートが静岡市内で開かれました。富士市出身の華道家、辻雄貴さんもコラボし、盛況のうちに幕が下りました。(の)
12月18日付「情熱細胞」では、英国人歌手サム・リーさんの焼津公演の模様をお伝えしました。見せ場の一つが、沖縄県出身の歌手上間綾乃さんとの共演でした。(橋)
11月27日夕刊「とんがりエンタ」で紹介した英国人フォーク歌手、サム・リー。12月12日に焼津市で公演しますが、12月17日には新アルバム「ザ・フェイド・イン・タイム」が日本先行発売されます。一足先に聞くことができました。(橋)
11月22~24日に静岡市葵区の青葉シンボルロードで開かれた「ストリートフェスティバル・イン・シズオカ」。2000年から続く、大規模なアート&音楽フェスティバルです。ことしは、浜松市のテルミン奏者、竹内正実さんが出演しました。(橋)
10月21日、静岡市葵区の静岡音楽館AOIでイタリア人ソプラノ歌手、ロベルタ・マメリさんのリサイタルが開かれました。チェンバロ伴奏は杉山佳代さん(沼津市)。「オールイタリアンプログラム」で魅了しました。(橋)
10月16日付「情熱細胞」に、11、12日に富士宮市で開かれた「朝霧Jam」のリポートを掲載しました。
ほぼ全員がキャンプするこのイベント。2日目の朝の恒例行事と言えば、ラジオ体操です。(橋)
10月7日夕刊「情熱細胞」に関連した、「栗コーダーカルテット」のインタビュー第2弾です。近藤研二さんの発言がありませんが、所要でインタビュー途中に退席されたためです。第1弾はこちら。(橋)※発言者敬称略
10月13日、静岡市葵区の静岡音楽館AOIでロシア人ピアニスト、ボリス・ベレゾフスキーさんのリサイタルが行われました。ラフマニノフ、メトネルらロシア人作曲家でまとめたプログラム。最後の演目は「難曲中の難曲」として知られるバラキレフの「イスラメイ(東洋風幻想曲)」でした。(橋)
11日に富士宮市の朝霧アリーナで開幕した野外音楽フェスティバル「朝霧Jam(ジャム)」。参加者は「キャンプイン」が原則です。朝5時半。テントからはい出てみると、昨夜の大歓声がうそのような、静かで穏やかな雰囲気です。(橋)
10月7日夕刊「情熱細胞」に、結成20年を迎えた「栗コーダーカルテット」のインタビューを掲載しました。9月22日、朝9時20分からのSBSラジオ出演を終えた4人に、スタジオ前のスペースで話を聞きました。4人で重ねた歳月が、バンドの表現にどんな変化を与えたかがテーマ。新聞紙面で本筋は書き尽くしましたので、ここでは「余談」をお送りします。ステージ同様、ユーモアあふれる親密な雰囲気ながら、話はかなりマニアックな領域に。インタビュアーとしても充実した時間でした。数回に渡ってその内容をお届けします。(橋)※発言者敬称略
1970年代に静岡市の高校生らが結成し、「東の村八分」「早すぎたRCサクセション」などと形容されたバンド「静岡ロックンロール組合」。一昨年3月、主要メンバーのシャンさん(ボーカル)と近藤良美さん(ギター)の追悼名目で約40年ぶりに静岡市でライブを行いました。
11月3日、そのとき以来のライブを同市で行います。(橋)
10月11、12日に富士宮市で行われる野外音楽フェス「朝霧ジャム」の出演者が発表されました。今年は、地元富士宮市在住のブルースハーモニカ奏者陬波靖行さんが出演します(ギタリストの萩原基宏さんとのSUWA & HAGI名義)。2013年1月14日付「音楽の現場」でインタビューした際のメモを見返したら、記事にはできなかった面白い話がいくつも出てきました。(橋)
9月16日、浜松市中区のライブハウス「浜松窓枠」で行われた、ヒカシューのライブに行ってきました。1978年に結成された5人組。メンバーの巻上公一さんと佐藤正治さんは熱海市在住です。昨年末発表した最新アルバム「万感」や、前作「うらごえ」からの曲を中心に、声と楽器が混然一体となった演奏を繰り広げました。(橋)
※写真はヒカシュー提供
川根本町在住の造形作家日詰明男さんが考案した、数学の黄金比を基にした打楽器音楽「たたけたけ」のワークショップと演奏会を行う「かわね 秋のたたけたけ祭り」が13~15日、川根本町で開かれます。
筆者は、連載「音楽の現場」で日詰明男さんを取り上げた2年前からその活動を注視しています。14日のワークショップは誰でも参加可能。摩訶不思議な音楽を実際に体験するチャンスです。(橋)
8月23日、浜松市東区の藤森農園で、毎夏恒例となった「ぶどう園音楽会」が行われました。今年で5回目。大きなブドウがたわわに実ったハウスの中でライブ演奏を聴くという、全国でも類を見ないコンセプトの音楽フェスティバルです。(橋)
7月27日、静岡音楽館AOIでバロック初期の器楽曲をテーマにしたコンサート「イタリアの風」が開かれます。演奏者の一人、海野文葉さんは静岡市出身のリコーダー奏者。かつて連載「音楽の現場」にも登場しました。(橋)
7月15日、静岡市民文化会館で開かれたイタリア人ピアニストのアンドレア・バッケッティさんのリサイタルに行ってきました。「21世紀のグレン・グールド」という声もあるように、バッハの演奏者として高名なバッケッティさん。最大の聴きどころは「ゴールドベルク変奏曲」でした。(橋)
音楽情報会社オリコンは7月14日、9日に発売されたきゃりーぱみゅぱみゅの新作アルバム「ピカピカふぁんたじん」が21日付オリコン週間アルバムランキングで初登場首位を獲得したことを発表しました。7~13日の集計期間中4万8千枚を売り上げたそうです。昨年7月8日付の「なんだこれくしょん」に続く2作連続の首位獲得です。
この作品、封入のブックレットを開くと、静岡県民には非常になじみ深い風景が広がることをご存知でしょうか。(橋)
「釜揚げしらす」と言えば、静岡県民おなじみの、あの白くて綺麗な食べ物ですね。それではなく、シンガーソングライターの井上侑さんが歌う「釜揚げしらす」を紙面で紹介しました。(の)
7月11日夕刊生活面の「とんがりエンタ」では、8月23日に浜松市東区で開催される「ぶどう園音楽会」を紹介しました。本物のブドウがつり下がる、農園のハウスの中で行われる、全国でも類を見ない小フェスティバルです。(橋)
7月1日夕刊の「情熱細胞」では、7月12、13日に行われる「富士宮アイドルフェスタ」を紹介しました。記事に出てきた企画者の鍵山友一さんは伊豆市土肥在住。土肥唯一のライブハウスの運営にも携わります。(橋)
1980年代にお茶の間を席巻したアイドルグループ「CHA-CHA」。元メンバーの木野正人さんが、静岡市の「静岡109」前でゲリラライブを行いました。目の前まで迫るパフォーマンスに、通行人もビックリ。(宮)
6月20日夕刊の「生活彩々」では、W杯開催中のブラジルに心を飛ばし、現地の文化や習慣を私たちの生活に取り込む工夫を紹介しました。音楽CDと書籍を2つずつ推薦してもらった新開貴文さん、福井千鶴さんには、もう一つ、「ボーナストラック」的なアイテムを用意していただきました。(橋)
6月13日夕刊「とんがりエンタ」では、藤枝市在住のラッパーでトラックメーカーのINNTANA(インタナ)の初アルバム「INNTANATIONUL HAAMONIEE」を取り上げました。インタビューに応じてくれたINNTANAは、キックの強いビートに乗せた男っぽいラップとは裏腹なキャラクター。穏やかで理知的な口調が印象的でした。
2回に分けてインタビュー抄録をお届けしましょう。(橋)
6月7、8日に吉田町の県営吉田公園で開かれた野外音楽フェスティバル「頂ITADAKI2014」は、延べ16300人を集めました。会場をくまなく歩いた筆者の雑感を。(橋)
吉田町の県営吉田公園で野外音楽フェスティバル「頂ITADAKI2014」が開かれています。昨日午後から夜にかけての場内の様子をお伝えします。(橋)
4月25日夕刊「とんがりエンタ」では静岡市拠点のヒップホップユニット「豆尖」の新作アルバム「DIO」(下)を取り上げました。テクノやダブ、ドラムンベースやアンビエントなど、多彩な音楽が下敷きになったトラックと、高速で言葉を繰り出す2人のラッパーのせめぎ合いは、「ヒップホップ」の固定的なイメージを打ち破る力を持っています。(橋)
4月11~13日、富士宮市の「ふもとっぱらキャンプ場」で開催された野外音楽フェスティバル「GO OUT JAMBOREE(ゴー・アウト・ジャンボリー)」に行ってきました。近年のフェスは、来場者の年齢層に合わせ、小学生以下の子どもも楽しめる工夫が満載でした。(橋)
ゴー・アウト・ジャンボリーは、子どもが多いフェスとして知られています。昨年、実行委員会に取材しましたが、来場者全体の約15%が小学生以下だそうです。約7人に1に1人は子ども、という計算ですね。
メーンステージの横にある「キッズフィールド」。間伐材や竹を使ったアトラクションを設置しています。
4月9日、静岡市民文化会館で開かれた「静岡音楽友の会」(静岡市葵区)の今年度第1回公演に行ってきました。今回は「トリオの夕べ」と題したコンサート。佐藤勝重さん(ピアノ)、相川麻里子さん(バイオリン)、植木昭雄さん(チェロ)のアンサンブルが観客を魅了しました。(橋)
3月27日夕刊「旅食」面に、4月4~6日に富山市で開催される「全日本チンドンコンクール」の記事を掲載しました。(橋)
同コンクールは今年で60回目。全国のチンドンファンが集結する、富山の春の風物詩です。
プロのチンドングループのコンクールの他に、アマチュア部門のコンクールも盛況。今年は28組が参加します。静岡県からは「夢★ちんどん大井川」と「浜松・花蝶ちん」がエントリーしています。
筆者は2011年春、「浜松・花蝶ちん」を取材しました。今回の記事掲載に当たり、約3年ぶりに座長の藤田潤吉さんと話をしました。
昨年は「優秀賞」だった浜松・花蝶ちん。今年は応援団も含め、約30人で富山に乗り込むそうです。
8年連続のエントリー。「そろそろ最優秀賞がほしい。でも、獲れちゃったら目標がなくなるからなあ」。藤田さんは電話口で笑っていました。
浜松・花蝶ちんは、福祉施設の慰問演奏などを積極的に行っています。特に県西部エリアで知名度を高めています。「県代表」の一角として、好結果を期待しています。
本日3月22日、静岡市内のライブハウスやクラブ13店が参加するサーキット型ライブイベント「FEVER OF SHIZUOKA 2014」が開催されています。(橋)
午後0時半、駿河区稲川のライブハウス「Sunash」でイベントがスタートしました。このイベントの主宰者でもあるロッキーこと山下貴大さん率いるTHE WEMMERが登場、アメリカのオルタナティブロック直系のギターサウンドで大いに盛り上がりました。
演奏前にロッキーさんはこんな挨拶をしました。
仙台市が本拠のヒップホップグループGAGLE(ガグル)が3月5日に新作「VG+」を発表しました。愛聴しています。
注目は5曲目の「Dig It Out」。焼津市のレゲエアーティストPAPA U-GeeがゲストMCとして登場します。(橋)
3月4日夕刊「情熱細胞」で取り上げた「FEVER OF SHIZUOKA 2014」の主催者、ロッキーこと山下貴大さん。ベースとボーカルを務めるバンド「THE WEMMER」のサウンドとは異なる、物静かな語り口が印象的でした。(橋)
静岡音楽館AOIから2014年度の公演日程が届きました。来年度も幅広いジャンルのコンサートが予定されています。
昨年のちょうど今頃に取材した「ピアニストのためのアンサンブル講座」は、第9期生を募集しています。(橋)
1月31日夕刊「とんがりエンタ」では、1月29日に静岡市美術館で行われたクレズマー楽団「オルケステル・ドレイデル」のコンサートレポートをお届けしました。クレズマーとは中・東欧のユダヤ人の民俗音楽。ここでは、リーダーでクラリネット奏者の樋上千寿さんが公演中に語った「クレズマー基礎知識」を紹介します。(橋)
1月17日夕刊「生活」面の「とんがりエンタ」で紹介したMASSAの7年ぶりアルバム「MASSAⅡ」。世界中の音楽をぎゅっと凝縮したような1枚です。(橋)
2011年1月10日付から2013年12月23日付まで毎週月曜日に掲載した「しずおか音楽の現場」の振り返り企画です。
本日は、2011年6月20日付に掲載した「静岡発のローカルフェス 頂2011」がテーマです。(橋)
2013年12月23日付まで毎週月曜日に掲載した「しずおか音楽の現場」に関連する話題です。
12月30日、この企画にご協力いただいていたSBSラジオ番組「中村こずえのsmile for You」に出演しました。(橋)
同番組では毎週月曜日午前9時20分から、新聞紙面と連動した形で記事に登場する人物のインタビューを放送していました。今回は、終了した連載を中村さんと振り返るという趣旨でした。
2011年1月10日付から2013年12月23日付まで毎週月曜日に掲載した「しずおか音楽の現場」の振り返り企画です。
2011年5月16日付に登場していただいた現代音楽家の巻上公一さん。12月12日にヒカシューの新作「万感」を発表しました。(橋)
2011年1月11日付から毎週月曜日に掲載した連載「しずおか音楽の現場」が終了しました。年末年始の本サイトで、過去の記事を振り返り、関連した話題をお伝えしようと思います。あくまで不定期連載、何回続くかは分かりません。(橋)
12月14日、静岡市葵区の映画館「サールナートホール」で開かれた、2人組バンド「ホフディラン」のライブに行ってきました。1996年デビューの彼らですが、静岡市で演奏するのは初めてとのこと。驚きました。メンバーの1人、ワタナベイビーさんの奥様は静岡市出身。この日は大勢の親族が足を運んでいました。
12月16日付け「音楽の現場」では、「最後のピアノ職人」と言われた大橋幡岩氏が残したピアノブランド「ディアパソン」を取り上げました。
記事中に出てきた加藤学園高のグランドピアノがこちらです。来春取り壊される予定の旧校舎の5階音楽室に置かれていました。昭和42(1967)年度の卒業生から贈られたもので、「浜松楽器工業」のロゴが入った使用説明書も残されていました。
11月の「しずおか連詩の会」に参加した詩人の三角みづ紀さんが在籍する5人組「ライブラリ」が12月11日にセカンドアルバム「Light」を発表しました。
ライブラリは「図書館系ジャズユニット」と形容されるバンドです。メンバーは三角さんのほか、リーダーでベースの蛯子健太郎さん、ピアノの飯尾登志さん、サックスの橋爪亮督さん、パーカッションの井谷享志さん。三角さんは作詞と、朗読を担当。いくつかの曲では歌も披露しています。
11月29日、静岡市葵区で行われた「山作戦」のライブに足を運びました。
山作戦とは、静岡市清水区蒲原在住の高山真徳さんの一人ユニット。アコースティックギターやピアノの弾き語りスタイルが中心ですが、足元のエフェクターでギターのフレーズをループさせて音を重ねたり、ノートパソコンの打ち込み音を駆使してアンビエントな音像をつくり出す曲も多く、ジャンルで固定しにくい魅力があります。
12月2日付け「音楽の現場」では、県ゆかりの文学者を音楽で顕彰する事例をいくつか紹介しました。
11月30日に小泉八雲記念館で行われたコンサートは大盛況。会場にはニューオーリンズでの業績を紹介するミニ展示コーナーも設けられました。
11月26日、浜松市中区のアクトシティ浜松でピアニストの仲道郁代さんのコンサートが開かれました。
7月8日付「音楽の現場」面で取り上げた浜松市アクトシティ音楽院の「主催者育成セミナー」修了生が、企画・運営を担当しました。
1994年10月の開館記念コンサートに出演するなど、アクトシティと深い縁で結ばれた仲道さん。今回は、幼少期から現在に至るまでの思い出の曲を、トークを交えて演奏するという趣向でした。
引き続き11月4日付「音楽の現場」に掲載したギター製作者の伊藤敏彦さんの話です。
もともとは木工が専門の伊藤さん。塗装は正直なところ、「気が変になりそう」だそうです。自家製タンポでシェラックニスを300回重ね塗りするそうで、それはそれは地道な作業です。
このタンポ、木綿の古着を切り取って作るのですが「新品は使えない」とのこと。使い古しの方が毛羽立ちが少なく、ギターのボディーにほこりがつきにくいようです。
後半100回は滑りをよくするために、少しだけオリーブ油や椿油を加えて磨き上げます。「手で塗らないといい音が出ませんから」。円を描くようにして、丁寧に塗り、仕上げていきます。(橋)
11月4日付「音楽の現場」では、2007年度「現代の名工」に選ばれたギター製作者の伊藤敏彦さんを紹介しました。
記事中でも触れましたが、「現代の名工」に楽器製作者が選ばれるのは、非常に珍しいことです。例年、全国で150人が選出されますが、1993年以後は伊藤さんを含めて3人だけしかいません。
厚生労働省のリストを調べたところ、面白いことに気が付きました。伊藤さんの2年前、つまり2005年度に選ばれているギター製作者の矢入一男さん。この方は、岐阜県可児市のギターメーカー「ヤイリギター」の創業者です。そして、一時このヤイリギターでギター職人として腕を磨いていたのが、5月6日付「音楽の現場」に登場したシンガー・ソングライターのsuzumokuさんなのです。
同じ連載内で人的なつながりを発見し、担当者として喜びを感じました。(橋)
10月30日、静岡市民文化会館で行われた「四季のコンサート」(静岡音楽友の会主催)に行ってきました。
パリ在住のソプラノ歌手、浜田理恵さんが出演(ピアノは三ツ石潤司さん)。前半はスカルラッティやカッチーニなどのオペラ曲、後半はフォーレの5曲でスタートし、ピエール・ルイやポール・ヴェルレーヌの詩によるドビュッシー作品と続き、締めくくりはキャバレー曲のようなプーランク「モンテカルロの女」でした。
オペラ出演でも知られる浜田さん。後半開始前、自らの声質と性格の隔たりについて、ユーモアを交えて話をしてくれました。
どちらかといえば情緒的な浜田さんの声。オペラの中では、悲劇的な役柄が多いとのこと。「多くの場合、途中で死んでしまうんです」。これに反して、ご本人のキャラクターは「豪放磊落」。終演後に観客に会うと、ギャップに驚かれるそうです。
全身を楽器にして音を紡ぎ出す「歌手」という職業ならではのお話だと、感じ入りました。(橋)
10月28日付「音楽の現場」では、「生体分子の奏でる音楽」を紹介しました。
サウンド・スペース・コンポーザーの井出祐昭さん(写真)は、幾多の大型プロジェクトを通じて、音響技術を生かした快適な都市空間作りに貢献しています。
その発端ともいうべき仕事が、JR新宿駅と渋谷駅の発車音。1989年3月にさかのぼります。ヤマハの音響ソフト制作担当者だった井出さんは、JR東日本の依頼を受けてそれまでのベル音から、路線別のテーマサウンドを作ったのです。
ひっきりなしに電車が発着するターミナル駅。できるだけ小さな音で、確実に注意喚起する音が求められました。それに加えて、路線別に個性を出しつつ、駅全体では調和が感じられる音を目指したそうです。
そこで出たキーワードが「中道」。相反する要素が矛盾なく融合されている。そんなイメージに一番近い音が、教会やお寺の「鐘」でした。これを突破口にして出来上がった、新しい発車音は、今ではすっかり私たちの生活に定着しています。
井出さんのその後の仕事、都市空間に自然環境の音を持ち込む手法などは、「見えないデザイン サウンド・スペース・コンポーザーの仕事」(ヤマハミュージックメディア刊)にまとめられています。興味のある方は、ぜひお読み下さい。(橋)
10月21日付「音楽の現場」では、静岡市清水区のオルゴール製造会社、東洋音響を取り上げました。紙面では使い切れなかった写真をいくつか。
日本電産サンキョーから納品されてきたドラム一式。ドラムと振動板は一対です。違う組み合わせでは音楽になりません。間違った組み合わせにならないよう、1袋ずつ厳重に管理されています。
10月19日付別刷り「とっとこ」で詳報した、野外音楽フェス「朝霧ジャム」。紙面には掲載できなかった、会場内の様子が分かる写真をいくつか紹介します。(橋)
10月14日付「音楽の現場」面は、沼津市の尺八演奏家、青木畝堂さんを紹介しました。
尺八は「首振り三年ころ八年」と言われるほど習得するのが難しい楽器です。このことわざは「首を振って音の加減ができるまでに3年、指の動きでコロコロと良い音が出せるようになるまで8年かかる」という意味。青木さんは横山蘭畝さんに師事してから約5年で師範免許皆伝を許されたと言いますから、驚異的なペースです。
9月30日付「音楽の現場」面では、浜松市楽器博物館(⇒アットエス施設情報)の鍵盤楽器の調整を担当する中山真さんを紹介しました。
記事中にある「ジラフピアノ」の配弦を模造紙に写し取る作業の「その後」をお見せしましょう。
9月16日「音楽の現場」面は、二胡奏者の鈴木裕子さんが登場しました。
取材時も、ラジオ出演時も、常にかたわらには二胡。もはや鈴木さんの体の一部のようです。
9月13日「生活」面の「とんがりエンタ」では、9月1日に沼津市で行われたボロット・バイルシェフ、タンダライのライブの模様をお伝えしました。
バイルシェフはライブを見るのが3回目だったので実力のほどはわかっていましたが、予想外にすさまじかったのがタンダライ。高低を切れ目なくつなぎ合わせる喉歌「ホーメイ」や、ヒップホップのようにすら聞こえるほどグルーブ感のある口琴の演奏に圧倒されました。情念がこもった鳥の声の模写は、思わず体に震えがくるほどでした。
今回はヒカシューの打楽器奏者、佐藤正治さんがナビゲーターを務めるシリーズイベント「音の泉を覗いてみよう」の一環ということで、お客さんからの質問に2人が答えるというコーナーも設けられました。
なかなか興味深い問答があったので、いくつかご紹介しましょう。
9月3日夕刊「情熱細胞」でご紹介した、9月中旬に来日するカナダのシンガー・ソングライター、キャリン・エリス。
↓こちらで動画が見られます。
http://www.youtube.com/watch?v=LBBO9KW3SkI
http://www.youtube.com/watch?v=eMojsOwsMww
英米の伝統音楽をベースにしながらも、ひねりが効いたメロディーが印象的。決して無理に作った旋律ではなく、内側から自然に湧き出てきたものを音にしているのでしょう。天性の音楽家であることを感じさせます。
8月26日付「音楽の現場」面は、航空自衛隊浜松基地の中部航空音楽隊がテーマでした。
313万平方メートルという広大な浜松基地の一角にある同隊の練習棟。周辺の建物同様、ブルーに塗られています=写真=。これは「上空から見分けにくいから」(広報担当)という理由があるそうです。
8月19日付「音楽の現場」面に登場した美尾洋乃さんの音楽遍歴。第2弾です。
-高校入学を機に上京。バンド活動も目的でしたか?
「親には『バイオリンを勉強するんだったら東京に出てもいい』と言われていましたが、私の心の中では高校でバンドをやることも決めていました。中学時代はやりたくてもできませんでしたから。『東京に出るために』と思って、バイオリンの練習をがんばりました」
-最初のバンドは?
「ベルベット・アンダーグラウンドのカバー。バイオリンとキーボード担当の『ジョン・ケイル役』でした」
8月19日付「音楽の現場」面には、日本の名バンド「ムーンライダーズ」との活動で知られる美尾洋乃さんにご登場いただきました。
中学生時代までを静岡市で過ごした美尾さん。プロになる前の音楽活動についての話が面白かったので、2回に分けて紹介します。
-どうしてバイオリンをやろうと思ったんですか?
「5歳ごろ、テレビで小さい子どもがオーケストラをバックにバイオリンを弾いている場面を見たんです。演奏者の名前や演奏していた曲名は記憶していないんですが、とにかく大勢の大人の前で主役として弾ききっている姿に衝撃を受けて。自分もやりたいと思いました」
7月27日付「とっとこ」の「情熱細胞」に開催告知記事が掲載されている「ぶどう園音楽会」。非常に居心地の良いイベントです。
筆者は2年連続して参加しています。広々としたビニールハウスに腰を下ろしたり寝そべったりして音楽を聴いていると、本当に幸せな気分になります。
昨年8月6日付「音楽の現場」に登場した造形作家日詰明男さん(川根本町)主催の「月暦七夕 サイエンスカフェ2013」が8月11~13日、京都市中京区の京都芸術センターで開催されます。
日詰さん考案のオブジェ「六勾納豆(むまがりなっとう)」「プレアデス」を作るワークショップ、黄金比に関する講義などとともに、上記記事で紹介した「フィボナッチ・ケチャック」の演奏も予定されています。
7月15日付「音楽の現場」面では、14日に清水文化会館マリナート(静岡市清水区)で行われた「ふじのくに交響楽団」の「霊峰富士を讃えるコンサート2013in静岡」の模様をお伝えしました。
静岡県内で96人の大編成オーケストラを聴く機会は、めったにありません。
メーンプログラムはホルスト作曲の組曲「惑星」でしたが、前半に演奏された「カンタータ『富士』」も印象的でした。
静岡市清水区の清水文化会館マリナートで14日、「ふじのくに交響楽団」による「霊峰富士を讃えるコンサート2013 in 静岡」が開催されます。
静岡交響楽団、浜松フィルハーモニー管弦楽団など県内のオーケストラと、山梨交響楽団のメンバーが96人の大編成交響楽団を形成します。
12日から始まったリハーサルを取材しました。今回の指揮者、大勝秀也さんによれば、一番の聴きどころはオープニングのショスタコーヴィチ作曲「祝典序曲」だそうです。
2011年7月4日付「音楽の現場」で取り上げた、プロパンガスボンベを再利用する打楽器「プロパノータ」。藤枝市の製作者、菅井肇さんが5月下旬に主催した「大合奏会」の模様が、動画サイト「YouTube」にアップされました。
7月1日付から始まった科学面の新連載「フジヤマ キノコ」。8日付では「ウスヒラタケ」を紹介しました。
世のキノコブームの一端をご紹介しましょう。
京都の音楽ユニット「リマコナ」が4月、「全世界のきのこ、菌友に捧げるキノコ音楽アルバム」を掲げた新作、「キノクリ キノクラ」を発表しました。写真評論家でキノコ研究家でもある飯沢耕太郎さんとの共同名義です。
6月29日付別刷「とっとこ」では、ジンバブエのムビラ奏者ガリカイ・ティリコティさんの6月19日に行われたライブの模様をお伝えしました。
ムビラは24~26本の鉄板を指ではじいて演奏する「親指ピアノ」の一種。ティリコティさんは、ジンバブエ随一の演奏家です。日本人の弟子、スミさんの招きに応じた初の来日ツアーとして、県内では4公演を行いました。
6月1、2日に吉田町の県営吉田公園で行われた野外音楽フェスティバル「頂 ITADAKI 2013」の雑感第3弾。
(写真)「ITADAKI CLUB LIVE SESSION」でライブペインティングされたGravityfreeの作品
6月1、2日に吉田町の県営吉田公園で野外音楽フェスティバル「頂 ITADAKI 2013」が開催されました。
2008年から数えて6回目となる「頂」。今年の特色は、海外アーティストの増加でした。「元祖ミクスチャーバンド」フィッシュボーン。ノラ・ジョーンズ「Don’t Know Why」の作者でもあるジェシ・ハリス。盲目のシンガー・ソングライター、ラウル・ミドン。ハワイ・カウアイ島から来たサーフ音楽のカリスマ、ドノヴァン・フランケンレイター。豪華な顔触れが次から次へとステージに登場する様子を見て、このフェスティバルの急成長を実感しました。
(写真)会場内に設置された大型ミラーボールも大活躍
-レコーディングエンジニアから、ミキサーに軸足を移したのはいつごろでしょうか?
「1987~88年頃ですね。シカゴから、ニューヨークに行くかロサンゼルスに行くか迷ったんです。ロサンゼルスにはレコーディングエンジニアとして、有名アーティストと一緒に録音しながら音楽を作っていくという仕事が用意されていた。ニューヨークからは、いろんな人たちの曲のミックスをするお誘いがあった。どちらにしようか、いろいろ考えたのですが、当時父が住んでいたこともあって、ニューヨークでやろうと決めて」
-もしロサンゼルスに行っていたら、マドンナやビョークとの出会いもなかったかもしれないわけですね。ミキサーを選んだ一番の理由は?
「やっぱり『指揮者』になりたかったんですね。すべてを自分の意のままにコントロールしたいという」
(写真)ミックスを担当したマドンナのベスト盤「ウルトラ・マドンナ」(1990年)のプラチナディスク。メガセールスの証しだ
5月10日夕刊「生活彩々」面で紹介した、「マタハリ・オールスターズ」。名古屋市のカフェ「得三」の10周年を記念して、2011年7月20日に結成されたバンドです。
その特異な音楽性は、こちらの動画(↓)を見れば一目瞭然です。
※下に動画枠が表示されない場合には、⇒ここをクリック(Youtube)してご覧ください。
5月6日付「音楽の現場」面では、静岡市駿河区出身のシンガー・ソングライターsuzumokuさんを取り上げました。
JR静岡駅から北に延びる地下通路はsuzumokuさんの原点とも言える場所。当時は青葉シンボルロードにも、弾き語りミュージシャンが多数いたそうです。
4月22日付「しずおか音楽の現場」面は、県内2つのインディーズレーベル主宰者にお話を聞きました。
「ミュータウンレコード」野崎馨さんの取材で訪れたのは、菊川市の菊川文化会館アエル。所属アーティストの「CRaNE(クレイン)」はここで、4月から毎月1回、来年3月まで12カ月にわたって定例ライブを行います。その第1回目がこの日。「どれだけの人が来てくれるだろう」と気をもんでいた野崎さんでしたが、ふたを開けてみれば客席がほぼすべて埋まる盛況でした。
5日のコンサートのリハーサルでクレインの2人に指示を出す野崎さん(右)
3月25日付「しずおか音楽の現場」面は、静岡音楽館AOIで行われた「第7期ピアノ伴奏法講座」の模様をお伝えしました。
芸術監督の野平一郎さんが自らの肝いりで始めたこの企画。「アンサンブルのできるピアニスト」を育てることが目的です。
最終レッスンは「修了記念コンサート」と銘打った、観客を前にした演奏会でした。
3月11日付「しずおか音楽の現場」面は、富士市に合宿所を持つ和太鼓集団「鬼太鼓座(おんでこざ)」の長距離走トレーニングの模様を紹介しました。
朝のランニング途中、富士川河口付近
呼吸のコントロールを目的に横笛を練習する
3月4日付「しずおか音楽の現場」面は、ジャズピアニストの菅野邦彦さん(下田市)が心血を注いで開発している「平らな鍵盤」を取り上げました。 菅野さんは77歳。その半生は、数々の逸話に彩られています。 学習院大時代はアイスホッケー選手を目指したものの、スケートリンクに流れるジャズに引かれて音楽の道へ。ジャズ・クラリネットの第一人者トニー・スコットに米バークリー音楽院入学を薦められるも「音楽は教育されるものではない」と拒否。「ミスティ」や「ネロビアンコ」など、東京の名店でハウスピアニストとして活躍後、1970年代初期には、レコード会社のオファーから逃れるようにしてブラジルやニューヨークなどを点々としたそうです。 |
2月25日付「しずおか音楽の現場」面ではラッパー、歌手のかせきさいだぁさん(旧中川根町出身)の「創作の源」を探るインタビューを掲載しています。⇒アットエス 特集「しずおか音楽の現場」の記事、動画(PC・スマホ向け)へ
取材時に、創作ノートを見せていただきました。紙面でも紹介しています。B5判の何の変哲もないノートですが、そこには手書きの「歌詞の素」が詰まっていました。
かせきさいだぁさんは、曲の構想が生まれると、イメージを単語にして1ページにびっしり書きとめます。「未来には、この名曲が完成している」と「信じる」ことが大事だそうです。
2月11日付「しずおか音楽の現場」面 では打楽器奏者、作曲家の佐藤正治さんに話をうかがいました。
記事でも触れましたが、佐藤さんがナビゲーターを務める新しい形式のコンサート「音の泉を覗いてみよう」が2月24日、沼津市の音楽施設「ミュージック・ラ・フェスタ」で開催されます。
(写真)ザバダック・吉良知彦さん(右)とのユニット「MASAKIRA」で演奏する佐藤正治さん
=1月27日、三島市本町のグラバー亭
2月4日付「音楽の現場」でご紹介した「教会コンサート」。 市民コンサートとしては異例の長期にわたって開催されています。出演者のクオリティーの高さも常連ファンの多さにつながっています。 |
以下に、紙面には掲載できなかった「教会コンサート」の今後の日程をお知らせしましょう。
1月26日、静岡市葵区研屋町のギャラリー「金座ボタニカ」で詩人の三角みづ紀さんとジャズベーシストの蛯子健太郎さんのコラボレーションライブ「モノフォーカス」が行われました。彫刻家石上和弘さん(静岡市葵区)の展覧会「ボタニカウ」の関連イベントです。 三角さんは2011年の「しずおか連詩の会」に参加しました。静岡県民にもなじみがあることでしょう。気鋭の若手詩人です。 |
音楽活動も盛んに行っており、2010年には自身のユニットの初アルバム「悪いことしたでしょうか」もリリースしています。元スターリンの遠藤ミチロウさんのトリビュートアルバムにも参加しています。こちら (三角さんの公式ウェブサイト)で、その一面をのぞくことができます。
1月11日夕刊の「とんがりエンタ」では、昨年デビュー40周年を迎えたあがた森魚さんのライブの模様をお届けしました。
会場となったライブハウス「騒弦」(静岡市葵区)店主のノダフルタさんは、あがたさんの大ファン。映画「カミハテ商店」(山本起也監督)の舞台あいさつのためにあがたさんが静岡を訪れると聞き、山本監督に「それなら自分の店でライブができないか」と相談したのが公演の発端でした。
ライブが行われたのは1月7日。狭い(失礼!)会場にぎっしりのお客さんが集まりました。 (写真:あがたさんの登場前の「騒弦」)
音楽だけでなく映画(公開中の「妖怪人間ベム」にも出演しています)、アートなど幅広い分野で活躍しているあがたさん。ギター片手にステージに立ち「港のロキシー」「僕は天使ぢゃないよ」「赤色エレジー」など名曲を連発しました。
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