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科学面で専門家の先生方の監修のもと、「駿河湾の神秘」という連載が今月から始まりました。初回に掲載した駿河湾の地形を鳥瞰図ならぬ鯨観図で見ると、その得意な地形に目を奪われます。(小)
ディスカバリーパーク焼津天文科学館のエレベーターに乗ると、電灯が消え、蛍光塗料で描かれた名誉館長松本零士さんのイラストが浮かび上がります。最上階の天文台に着くころには、すっかり気分が盛り上がり、ゴダイゴのテーマソングを口ずさみながら、メーテルや鉄郎と宇宙を旅している気分になります。(小)
県内の気象状況について解説する科学面の連載「しずおかの気象」が、25日付で最終回を迎えました。筆者の遠山忠昭静岡地方気象台予報官には、多忙を極める業務の合間を縫って、読み応えのある原稿を毎月執筆していただきました。この場を借りてお礼申し上げます。(小)
3月26日にオープンした「ふじのくに地球環境史ミュージアム」(静岡市駿河区)が早くも今月10日、来場者1万人を突破しました。約30万点の所蔵品から約3千点を選んだ常設展示は見ごたえ十分ですが、旧静岡南高校舎のレイアウトを生かした展示デザインにも工夫が凝らされています。(小)
スタート地点の展示「地球環境史との出会い」
今週から月曜朝刊科学面で、連載コラム「みちくさ巡礼」が始まりました。サブタイトルは「たくましき雑草たち」。道ばたに生える草々の生息場所に合わせたサバイバル術について、静岡大農学部雑草学研究室の皆さんに解説していただきます。(小)
アインシュタインがちょうど100年前に一般相対性理論で予測した重力波の観測に、国際実験チーム「LIGO」が初成功しました。国内でも重力波望遠鏡「かぐら」が来年度に稼働を始めます。今後の宇宙物理学界から届く最新の研究成果が待ちきれません。(小)
毎週月曜日の科学面連載コラム「おちゃのこサイサイサイエンス」では、静岡大理学部の先生方が身近な不思議を科学的に解説しています。7日付朝刊に掲載された第12回は、土のにおいの謎を、藤原健智生物科学科教授に分かりやすく紹介していただきました。雨上がりに立ち上るあの土のにおいって、放線菌がつくる「ジオスミン」という化学物質なんだそうです。(小)
毎月最終月曜日の科学面に掲載している「予報官が説くしずおかの気象」は10月26日の回で、ちょうど折り返しの6回目を迎えました。今回はちょっと趣向を変えて、静岡県の「不思議な天気」がテーマです。(小)
磐田市竜洋昆虫自然観察公園の北野伸男さんに毎週月曜日の科学面で執筆いただいていた「親子でムチュウ!! 昆虫採集事始め」の連載が、8月いっぱいで終了しました。夏休み期間、昆虫採集や昆虫飼育に子供が関心を示した際の参考になるようにと、大人向けに始めた企画(広い意味でのNIE?)だったのですが、いかがだったでしょうか。(小)
磐田市竜洋昆虫自然観察公園の北野伸雄さんによる月曜科学面連載「親子でムチュウ!!昆虫採集事始め」が人気です。分かりやすい文章もさることながら、写真が芸術的で面白いんです。紙面だけではもったいないので、もう一度傑作選をこのブログで紹介します。(小)
待ち針がきれいなヒラタクワガタの標本写真(第6回)
ラベンダーなどのエッセンシャルオイルの抽出や、カフェインレスコーヒーの製造に活用されている「超臨界流体」って知っていますか? 圧力と温度を上昇させることで物質が液体と気体両方の性質を有したままになる現象なんだそうです。(小)
科学面で、新連載「予報官が説く しずおかの気象」が始まりました。静岡地方気象台の遠山忠昭予報官に県内の特徴的な気象について毎月1回解説していただくという趣向です。身近な事象を題材にした気象科学の知見や防災対策に役立つ情報が詰まっているので、ぜひご一読ください。(小)
22日午前10時すぎから昼にかけて、県内各地で太陽の周りに虹色に輝く輪「日暈(ひがさ)」と帯「環水平アーク」が同時に観測されました。今日の本紙夕刊3面でも、幻想的な写真と記事で紹介しています。(小)
科学面で連載している「標本万歳」の打ち合わせで来年度にオープンする、ふじのくに地球環境史ミュージアムを訪問した際、頭の大きなセキツイ動物の骨格標本を収蔵庫で見つけました。いったい何の標本か分かりますか?(小)
毎月月末に静岡大が静岡市葵区のペガサートで開いている公開講座「サイエンスカフェin静岡」に26日夜、お邪魔し、山極芳樹同大大学院工学研究科教授の宇宙エレベーターに関するお話をうかがってきました(小)。
2月22日付科学面の不定期連載「高校理系部活ラボ探訪」。14回目は県立御殿場南高生物部でした。2013年1月から、だいたい2カ月に1度のペースで掲載しています。取材を重ねる中で、各校の「理系部活事情」もさまざまであることが分かります。(橋)
2月11日、静岡市駿河区の静岡科学館る・く・るで開かれたイベントを取材しました。9階イベントホール前の廊下には、昆虫やカエルの写真がずらり。思わず見入ってしまいました。(橋)
1月27日に続き、函南町の月光天文台の話題です。取材を終えて立ち去ろうとしたときに、壁になにやら飾られているのに気付きました。研究員の方にお聞きすると「切手ですよ」。同天文台のコレクション、壮観でした。(橋)
1月26日付科学面では、月光天文台(函南町)の蒔田裕成研究主任に「ことしの天文現象」を解説してもらいました。掲載した情報は、静岡県で観測できるものだけにとどめましたが、地球規模で考えれば、日食が2回、月食が2回あります。時間とお金のある方は、海外に出掛けてみてはいかがでしょうか。(橋)
静岡市駿河区の静岡科学館る・く・るで12月24日、ロンドン大上級研究員の松浦美香子さんの講演会が開かれました。定員50人の会場は満員。学生服姿も目立ちました。(橋)
12月13日、来年度開設される県立自然系博物館「ふじのくに地球環境史ミュージアム」の市民見学会が行われました。午前午後、それぞれ約40人が参加する盛況でした。(橋)
10月27日、静岡市葵区の「スノドカフェ七間町」で開かれたトークショー「三博士、七間町に来たる!」。県立の新博物館の新任若手研究員3人が自らの専門分野を語りました。アカデミックな内容を、持ち前の話術で聞かせるお三方。マニアックかつ、エンターテインメント性あふれる2時間でした。(橋)
浜松市出身の天野浩・名古屋大教授ら3人がノーベル物理学賞を受賞したニュースが7日、世界を駆け巡りました。天野さんは浜松西高OBで、記者の大先輩に当たります。「これは参戦しなければ」。天野さんの関係者からコメントを取るための捜索が始まりました。(の)
8月18日付「サイエンス・ブック・カフェ」で、静岡大学理学部の阪東一毅先生が薦めた「『透明人間』の作り方」。SFやアニメの世界で描かれた「透明人間」を実現するための技術の進ちょく状況が、分かりやすい文体でつづられています。(橋)
朝刊科学面で3月から8月まで連載していた「サイエンス・ブック・カフェ」の執筆御礼を兼ねて、9月11日に行われた「サイエンスカフェin静岡」を聴講してきました。
これが第89回。広島大名誉教授で静岡大客員教授の木村榮一さんが「研究人生を俯瞰する歓び」と題して講話しました。75歳の木村さんが、自身の50年にわたる研究人生を振り返りました。(橋)
6月30日科学面連載「サイエンス・ブック・カフェ」のサイモン・シン著「フェルマーの最終定理」。このブログでは、この本の美点として数学者の描写を挙げましたが、大きな魅力がもう一つ。それは、数学パズルが満載であることです。(橋)
9月1日付科学面で新しい連載がスタートしました。「〝ミクロ〟は招く」と題し、静岡理工科大の先端機器分析センターの走査型電子顕微鏡(SEM)が捉えた、さまざまな「モノ」の拡大写真をお見せします。(橋)
6月30日付科学面連載「サイエンス・ブック・カフェ」で、静岡大理学部の近藤満教授が勧めてくださったサイモン・シン著「フェルマーの最終定理」。数学がテーマの翻訳本ですが、人間味たっぷりのヒューマンドキュメント。最後までワクワクさせられました。この本の読みどころを2回に分けて提示したいと思います。(橋)
7月31日、静岡県が初めて設置する自然系博物館「ふじのくに地球環境史ミュージアム」の準備作業を取材してきました。場所は2013年に静岡市立商業高校との統合にともなって閉校した、旧静岡南高の跡地。教室をそのまま展示室や収蔵庫に使う新しい試みです。資料の運び込みが完了したタイミングで、内部の写真を撮影してきました。(橋)
科学面の編集担当として、いろいろな「科学本」を読みます。好評連載の「サイエンス・ブック・カフェ」で静岡大理学部の先生方が紹介している本も、順次読み進めています。ここで、私も本の推薦をしたいと思います。お題は、6月発刊のNATROMさん著「『ニセ医学』に騙されないために」(メタモル出版)です。(橋)
5月19日付「サイエンス・ブック・カフェ」で紹介した「量子コンピュータ」(竹内繁樹著、講談社)は、物理学者の「夢」とも言える「量子コンピュータ」の考え方と、実現に向けた試みがテーマ。身近な話題ではないので、読み進める上でかなり労力が必要…かと思いきや、著者なりの「構成の妙」が効いていました。(橋)
7月9日付静岡版に掲載された、静岡市葵区の麻機遊水地周辺のカメ捕獲調査についての記事。静岡大教育学部講師の加藤英明さんの研究室にはいろいろなカメがいました。(橋)
4月7日付「サイエンス・ブック・カフェ」で紹介した「スノーボール・アース 生命大進化をもたらした全地球凍結」。地球規模の氷河期説を実証しようと世界各地をフィールドワークする地質学者たちを描いたノンフィクションです。登場する科学者たちは皆、スーパーマンのようなキャラクター。冒険譚として読める内容です。(橋)
6月2日付科学面の不定期連載「高校理系ラボ探訪」。10回目は県立沼津西高自然科学部の「音知覚」に関する研究を取り上げました。2013年度の山崎賞を受賞しています。
取材中の雑談から、この部には意外な特色があることが判明しました。(橋)
3月31日付「サイエンス・ブック・カフェ」で紹介した「ビッグバン宇宙論」(サイモン・シン著)。人間が「宇宙のなりたち」をどう捉え、どうモデル化してきたかを、時系列で説明しています。(橋)
静岡県立中央図書館(静岡市駿河区)で、絵本「ピーターラビット」の舞台となったイギリス中部の湖水地方の風景写真の展覧会が開かれています。撮影は池田正孝中央大名誉教授。作品に出てくる農場の庭や湖周辺の風景が印象的です。(橋)
4月28日付「サイエンス・ブック・カフェ」で紹介した「化学者たちの感動の瞬間」。有機化学合成の研究分野で業績をあげた大学教諭ら51人が、自身が体験した「発見の感動」「成功の喜び」をつづった本です。(橋)
「有機反応・合成編」「天然物合成」の2編に分かれた本書。カタカナの化合物の名前や、組成式が当たり前のように出てきて、率直に言って門外漢が読むには少々骨が折れます。
ただ、この本にはもう一つの読み方があります。それぞれの研究者が、欄外に「成功のカギ」という短い文章を残していて、これを「人生訓」として捉えると味わい深いのです。
例えば。
「一刻も早く、一生を捧げる仕事に巡り合うこと。そのためには、とりあえず、目の前の仕事に、一心不乱に傾倒すること」(京都大名誉教授、野崎一さん)
「それは一人一人違うものであろうが、還暦を超えたいま、振り返ってみると、継続して夢をもち続けることだろうか。30年以上同じ大きな夢をもちつづけることができる人は希有である」(シカゴ大教授、山本尚さん)
「自由な心、常識の束縛から脱した想像力、疑いの目で見る勇気、などにより発見はやってくる」(東北大大学院教授、山本嘉則さん)
それぞれの肩書はこの本が発刊された2006年時点です。
どうですか。化学者の先生方に、生きる指針を与えられたような気がしませんか?
3月10日付「サイエンス・ブック・カフェ」で取り上げた「共生という生き方」。静岡大理学部地球科学科の加藤憲二教授の推薦です。「ピーターラビット」作者のビアトリクス・ポターについての記述を興味深く読みました。(橋)
3月3日付から、科学面で新連載「サイエンス・ブック・カフェ」が始まりました。静岡大理学部主催「サイエンスカフェin静岡」の講師陣に、自分が理系の道に進んだきっかけになった本や、最近読んで興味深かった本を紹介します。ここでは、担当記者が実際に読んでみた感想を、できる限り書いていきたいと思います。(橋)
毎週月曜の科学面に「ロッキーに生きる 北米動物物語」を連載中の動物写真家、原田純夫さんが故郷の藤枝市で個展を開いています。開幕の8日、取材に行ってきました。(橋)
月曜「科学」面の不定期連載「高校理系部活ラボ探訪」。1月27日付では、三島北高科学部の「魚類の塩分濃度に対する嗜好性の研究」を紹介しました。
静岡新聞のポータルサイト「アットエス」では、実験水槽の中で淡水と海水を行ったり来たりするマダイやメダカの姿が見られます。(橋)
12月12日、静岡市葵区で行われた静岡大理学部主催の「サイエンスカフェin静岡」に行ってきました。2006年から続く講座は82回目。同大のアウトリーチ活動として、市民に認知されています。
筆者が参加するのは約半年ぶり。実は会場の定員が150人で、満席になることもしばしばなのです。午後6時過ぎに到着し、入場できなかったことが何度もありました。
これは休憩時に撮影した写真。年齢層は高い…かと思いきや、最近は中高校生や20代の男性グループも目立ちます。理想的な年齢構成と言えましょう。
このところキノコの話題ばかりですが…。現在開催中の鈴木安一郎さん(御殿場市)の写真展で、興味深いリーフレットを発見しました。
「第1回きのこ検定」。2014年2月23日に東京、大阪、名古屋、長野で実施されます。キノコブームもいよいよここまで来たか。そう思わざるを得ません。
11月28日付地方版でご紹介した静岡大教育学部教授の故杉山恵一さんを回顧する「むし・ムシ・虫」展。静岡市駿河区の静岡科学館る・く・るで12月23日まで開かれています。
細かい点描で描かれたハチの生き生きとした表情が印象的。訪れた子どもたちも興味深そうに眺めていました。
11月17日、静岡市駿河区の静岡科学館「る・く・る」で開催された「第51回県高等学校生徒理科研究発表会県大会」の取材に行ってきました。
今年から科学面で不定期に「高校理系部活ラボ探訪」という連載を書いています。過去に取り上げた研究が、取材時から一歩も二歩も進んでいることに、驚きを覚えました。
月曜「科学」面で不定期に掲載している「高校理系部活ラボ探訪」。10月28日付では、静岡農業高生物部の光合成の研究を紹介しました。
静岡新聞のポータルサイト「アットエス」のアーカイブには、生物部がとらえた貴重な動画を掲載しました。ミドリゾウリムシが共生藻を捕食しているシーンです。ぐるぐると円を描くように動く共生藻が細胞口から吸い込まれて、ミドリゾウリムシの中に入っていくのがよくわかります。
同部の研究の原点ともいえるミドリゾウリムシは現在、冷蔵ケースの中で培養されています。週2回の水替えは部員の大切な仕事。篠田聖児教諭は「お世話」と呼んでいます。
こちらは、別の研究成果。市販されているミネラルウオーターでBTB溶液を作ったところ、こんなにも色の違いが出るというのです。左から酸性(黄色)、中性(緑色)、アルカリ性(青色)を示しています。どうやら空気と接触することで、違いが生まれるようです。
同部は、水がボトリングされる際に封じ込められる炭酸の量と関係があると結論づけています。(橋)
7月29日付科学面「高校理系部活ラボ探訪」でご紹介した加藤学園高化学部は、沼津市内の35年前から12都市河川の水質調査を続けています。
県東部各所にボランティアで水質調査に行くこともある同部。社会貢献も大切な役目の一つと位置づけています。
7月1日付科学面で新連載が始まりました。タイトルは「フジヤマ キノコ」。御殿場市在住で、富士山麓のキノコの写真を撮り続けているアーティスト、鈴木安一郎さんが執筆担当です。11月まで続きます。
最近、キノコはひそかなブームです。キノコをモチーフにしたグッズが次々発売されています。形や色など造形はもちろん、ひっそりと林の奥深くで個性を主張する生き方に共感する人もいるそうです。
4月29日付「科学」面では、月末恒例の「高校科学部ラボ探訪」をお届けしました。
今回は県立富岳館高(富士宮市)の「農業クラブ」を訪ねました。全国の農業関係高校は1950年に設置された日本学校農業クラブ連盟に加盟しています。生徒たちは有志で「農業クラブ」を作って研究を進め、毎年秋の全国大会を目指します。
2月11日付科学面では、今年の天文現象の見どころを紹介しました。
メーンイベントはパンスターズ彗星とアイソン彗星ですが、それ以外にも見逃せない現象がいくつかあります。以下、浜松市天文台 野嶋孝弘指導主事の指南です。
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