ボラ漁の歴史刻む「魚見小屋」から
8月2日「生活彩々」面の「花と建築 いけばな行脚」の舞台は、城ケ崎海岸の断崖に立つ伊東市富戸の「魚見小屋」(静岡県有形民俗文化財)でした。
昭和30年代までこの地で行われていた勇壮なボラ漁を象徴する建物で、水産庁の「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」にも選ばれています。伊豆を訪れる機会があれば、ぜひ訪ねてほしい、イチ押しの絶景です。
断崖に立つ「魚見小屋」。磯料理の食事処となっている「ボラ納屋」から、崖を上ったところにある。
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8月2日「生活彩々」面の「花と建築 いけばな行脚」の舞台は、城ケ崎海岸の断崖に立つ伊東市富戸の「魚見小屋」(静岡県有形民俗文化財)でした。
昭和30年代までこの地で行われていた勇壮なボラ漁を象徴する建物で、水産庁の「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」にも選ばれています。伊豆を訪れる機会があれば、ぜひ訪ねてほしい、イチ押しの絶景です。
断崖に立つ「魚見小屋」。磯料理の食事処となっている「ボラ納屋」から、崖を上ったところにある。
7月31日に開設された静岡新聞富士山臨時支局は6日で終了。支局員の一人として31日から8月2日まで9合目で勤務した筆者は、地上に残していた仕事に追われています。
今回の仕事の一つが登山中の「ツイート」。「富士山臨時支局」名義で片道30件以上の「つぶやき」を残しました。登山道のどこにいても電波事情が良好で、驚きました。
昨年8月、駿府博物館で帰郷展を行った切り絵アーティストの福井利佐さん(静岡市出身)が、8月9日から東京都中央区で新作展を開催します。
7月29日付科学面「高校理系部活ラボ探訪」でご紹介した加藤学園高化学部は、沼津市内の35年前から12都市河川の水質調査を続けています。
県東部各所にボランティアで水質調査に行くこともある同部。社会貢献も大切な役目の一つと位置づけています。
8月15日夕刊「旅食」面の連載「ふじのくに食材事典」では、「旬菜遊膳あつみ」の渥美圭二さんが県産ナスのおいしさを語ってくださいました。
同店は料理もさることながら、季節を映した落ち着いたたたずまいも人気の秘密。外観はまるで京都の町屋のようです。玄関先には風鈴がつるされ、水をためた鉢にはハスの葉が。「花はこの間終わっちゃった」(渥美さん)というものの、夏らしい風情を醸し出しています。
風鈴は店内にも飾られていて、チリンチリンと涼を呼ぶ音を発しています。
取材時に写真を撮ってこなかったのが悔やまれますが、夏場はトイレに大きな氷をつるしてあるそう。店のしつらえも、「季節を感じられる一皿」という渥美さんのモットーに呼応しています。(橋)
8月19日付「音楽の現場」面には、日本の名バンド「ムーンライダーズ」との活動で知られる美尾洋乃さんにご登場いただきました。
中学生時代までを静岡市で過ごした美尾さん。プロになる前の音楽活動についての話が面白かったので、2回に分けて紹介します。
-どうしてバイオリンをやろうと思ったんですか?
「5歳ごろ、テレビで小さい子どもがオーケストラをバックにバイオリンを弾いている場面を見たんです。演奏者の名前や演奏していた曲名は記憶していないんですが、とにかく大勢の大人の前で主役として弾ききっている姿に衝撃を受けて。自分もやりたいと思いました」
8月19日付「音楽の現場」面に登場した美尾洋乃さんの音楽遍歴。第2弾です。
-高校入学を機に上京。バンド活動も目的でしたか?
「親には『バイオリンを勉強するんだったら東京に出てもいい』と言われていましたが、私の心の中では高校でバンドをやることも決めていました。中学時代はやりたくてもできませんでしたから。『東京に出るために』と思って、バイオリンの練習をがんばりました」
-最初のバンドは?
「ベルベット・アンダーグラウンドのカバー。バイオリンとキーボード担当の『ジョン・ケイル役』でした」
8月23日付「生活」面の「とんがりエンタ」では、9月7日に掛川市で行われるイベント「フッチボリスタ・ビーチキャンプ」を取り上げました。
主催者の沢田達哉さんは高校卒業後、アルゼンチンリーグのチームに所属していた生粋のフットボーラー。現在は浜松でカフェ「スポジック カフェ・ドゥ」を展開する「スポジック・ジャパン」代表として、特にビーチサッカーの普及に力を注いでいます。自らDJやMCとして会場を盛り上げることもあります。
8月26日付「音楽の現場」面は、航空自衛隊浜松基地の中部航空音楽隊がテーマでした。
313万平方メートルという広大な浜松基地の一角にある同隊の練習棟。周辺の建物同様、ブルーに塗られています=写真=。これは「上空から見分けにくいから」(広報担当)という理由があるそうです。
8月30日夕刊生活面で、防災関連の特集を予定しています。あちこち取材をしていますが、先日訪れたエンチョーホームアシスト清水駒越店でこんなものを見つけました。
8月30日夕刊の文化・芸術面で、芸術鑑賞ツアー「アートトリップ静岡」を紹介しました。県内で活動する芸術家の創作現場を訪ねてみよう、という参加型の初企画です。11人がアトリエを開放して、作家さん自ら話を聞かせてくれます。
取材でおじゃましたのは、静岡市葵区の山里で活動する現代美術家、丹羽勝次さんの野外展示。巨木と自然石を組み合わせた豪快な作品が見られます。
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