動物を撮り始めたきっかけは・・・
毎週月曜の科学面に「ロッキーに生きる 北米動物物語」を連載中の動物写真家、原田純夫さんが故郷の藤枝市で個展を開いています。開幕の8日、取材に行ってきました。(橋)
原田さんはロッキー山脈に近い米モンタナ州在住。四季にゾーン分けされた展覧会をぐるっと一巡りすると、ある動物がひんぱんに登場することに気がつきます。
マウンテンゴート。原田さんがロッキーで撮影を始めるきっかけになったのが、シロイワヤギともいわれるこの真っ白い動物だそうです。
がけの上に立つ彼らの写真を見れば、撮影者が相当な危険を冒して近づいていることが分かります。
ある写真は「当時NHKの番組の手伝いをしていて、期間限定で高額の生命保険を掛けてくれていた。このタイミングを逃す手はないと思った」というほど、リスクの高い場所で撮影しています。
原田さんの動物に注ぐ優しいまなざしと、厳しい撮影環境の対比が浮かび上がる展覧会です。
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