グラウンドワーク三島、松毛川で観察会 多様な野鳥確認
三島市のNPO法人グラウンドワーク(GW)三島はこのほど、沼津との市境を流れる松毛川沿いの河畔林に生息、飛来する野鳥の観察会を開いた。
松毛川沿いはGW三島が20年以上前から整備作業を進め、荒廃した川岸の雑草や放置竹林を伐採して樹木を植えている。河畔林は多くの野鳥が飛来するようになり、観察会では子どもから大人までの12人が双眼鏡を使って18種類の鳥を確認。日本野鳥の会東富士の滝道雄副代表が講師を務め、沼津市側の河畔林を約2キロ歩いて多彩な生物について解説した。
滝さんによると、ノスリやトビなど食物連鎖の頂点に立つ猛禽(もうきん)類が多く生息する環境は自然が豊かな証拠という。GW三島は今後も河畔林の整備を進めるほか、野鳥観察小屋の設置も計画している。