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沼津に企業向け 急速充電器 市と脱炭素で連携 共同利用でEV促進

 沼津市と地元企業が地域の脱炭素普及へ連携する。複数の事業者が共同利用する急速充電器を同市寿町の沼津郵便局敷地内に配置し、このほど、運用を始めた。今後、利用事業者を増やし、啓発につなげる。

急速充電器の特徴を聞く頼重市長(左から2人目)ら関係者=沼津市寿町の沼津郵便局
急速充電器の特徴を聞く頼重市長(左から2人目)ら関係者=沼津市寿町の沼津郵便局


 市と東京電力パワーグリッド、東京電力ホールディングスが脱炭素と地域防災強化を図るため、電気自動車(EV)導入などを促進してきた。カーボンフリーの急速充電器を整えることで、中小企業の取り組み支援を目指す。
 共同利用型充電サービスとして敷地北側をステーション化した。20分ほどで70~80%の充電が可能という。当面、市の2050年を目標とした事業「ゼロカーボンシティNUMAZU」に参画する沼津信用金庫と沼津商工会議所、東電用地静岡支社が利用する。
 セレモニーには頼重秀一市長や紅野正裕会頭、沼津信金の鈴木俊一理事長らが出席した。頼重市長は「EV推進の飛躍のきっかけにしたい」と強調。東電パワーグリッドの市田雅之静岡総支社長もEV促進に向け地域を支援する考えを述べた。
 脱炭素について、市は本年度からゼロカーボン推進室を設け、商議所も脱炭素推進特別委員会を新設するるなど地元で動きが具体化している。
 (東部総局・高橋和之)

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