テーマ : 清水エスパルス

⚽ベスト11に清水勢3人 J2アウォーズ MVPは町田・エリキ

 Jリーグは7日、J2表彰を行い、得点ランキング2位の18ゴールで町田の優勝とJ1昇格に貢献したFWエリキ(29)が最優秀選手賞(MVP)に輝いた。ベストイレブンは町田からエリキ、2位の磐田からDFリカルドグラッサ(26)が1人ずつ選出された。4位の清水からはGK権田修一(34)、DF鈴木義宜(31)、MF乾貴士(35)が選ばれた。
J2町田の優勝セレモニー=2023年10月
 最優秀ゴール賞は乾が受賞。7月9日の大分戦でハーフウエーライン付近からドリブルし、右足でミドルシュートを決めた。
 J2の各賞受賞者は次の通り。
 ▽最優秀選手賞 エリキ(町田)
 ▽ベストイレブン GK 権田修一(清水)▽DF 宮原和也(東京V)鈴木義宜(清水)リカルドグラッサ(磐田)▽MF 田口泰士(千葉)森田晃樹(東京V)乾貴士(清水)平川怜(熊本)▽FW 小森飛絢(千葉)エリキ(町田)フアンマ(長崎)
 ▽得点王 フアンマ(長崎)
 ▽最優秀ゴール賞 乾貴士(清水)
 ▽優勝監督賞 黒田剛(町田)
 ▽優秀監督賞 横内昭展(磐田)
 ▽フェアプレー賞 群馬、甲府、金沢
 ▽フェアプレー個人賞 櫛引政敏(群馬)マテウス(東京V)権田修一(清水)波多野豪(長崎)


優秀監督賞に磐田・横内氏「チャレンジ楽しんだ」
磐田の横内監督
 優秀監督賞を受賞した磐田の横内監督は、指揮官就任1年目について「不安はあったが、新しいことにチャレンジする楽しみの方が大きかった」と笑顔で振り返った。
 今季は補強禁止という事態にもかかわらず、現有戦力をフル活用してJ1復帰に導いた手腕が評価された。「キャンプでいろんな選手を見てどういう特徴があるのかインプットする作業に徹した」と回想。最終節の大逆転でJ1昇格を決め「目の前の試合に勝ちプレーオフを戦う心構えでいた」と明かした。
 ベストイレブンに選ばれた磐田のDFリカルドグラッサは「昇格の目標を達成できて充実したシーズンになった。来季はJ1でさらに飛躍する」とコメントを寄せた。

「年1回のまぐれが出た」 最優秀ゴール賞の乾
清水のMF乾
 最優秀ゴール賞を受賞した清水のMF乾は「選ばれるとは思わなかったのでうれしい」と率直な感想を語った。浮き球でゴール枠の外から巻き込むように沈める、技術の高さが際立つミドルシュートだった。「年に1回のまぐれが出た」と謙遜した。
 ベストイレブンには清水から3人が選出された。リーグ戦全試合に出場したGK権田は「素晴らしい選手がたくさんいる中で選ばれてうれしい」、リーグで2番目に失点の少ないチームの堅守に貢献したDF鈴木は「チームメートに感謝したい」とそれぞれ話した。10得点10アシストと躍動し、最優秀ゴールとのダブル受賞となった乾は「チームをもっと勝たせられる選手になりたい」とさらなる奮起を誓った。

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