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Jリーグのシーズン移行決定 26年から8月開幕

 サッカーのJリーグは19日、東京都内で理事会を開き、開幕時期を現行の2月から8月に変更するシーズン移行を全会一致で決定した。2026~27年シーズンから実施する。欧州の主要リーグとシーズンが一致することで選手の移籍が円滑になるほか、猛暑下の試合数が減って選手のパフォーマンスが向上することなどの利点がある。

理事会終了後、記者会見するJリーグの野々村芳和チェアマン=19日、東京都内
理事会終了後、記者会見するJリーグの野々村芳和チェアマン=19日、東京都内
理事会終了後、記者会見するJリーグの野々村芳和チェアマン=19日、東京都内

 シーズン移行は長年、議論されながら実現しなかったが、一つの区切りを迎えた。野々村芳和チェアマン(清水東高出)は記者会見し「ここからが大事。10、20、30年後に日本のサッカーが世界に追い付けて、小さな子どもたちがより大きな夢を描けるようになったと言ってもらえるような行動を、Jクラブの皆さんと協力してやっていきたい」と述べた。
 26年からは8月第1週ごろに開幕し、翌年5月最終週ごろに閉幕。12月第2週の後に冬季中断期間に入り、翌年2月第3週ごろに再開する。24、25年は2~12月にシーズンを実施。移行期の26年前半に行う大会方式は引き続き検討する。
 降雪地域を本拠地とするクラブには反対や懸念の声も残る。野々村チェアマンは「決まったからこれで終わりとは思っていない」と語った。Jリーグは環境整備やキャンプ費用の支援のため、現時点で約100億円を拠出する考えで、日本サッカー協会とも協力する。

意見あって当然  野々村芳和・Jリーグチェアマンの話 大きな変革をしようと思う時に100対0はない。地域やクラブの背景によっていろいろな意見があるのは当然。Jリーグでは100億円くらい(降雪地域支援へ)用意できている。サッカー界だけの問題ではない。どこにスポーツの施設をつくっていくか、これから仲間を増やしながらやっていく。

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