⚽清水エスパルス 昇格へ痛い足踏み 栃木とドロー Ｊ２第２７節
明治安田Ｊ２リーグは２２日、各地で第２７節の７試合が行われ、清水は栃木に1－1で引き分けた。
②カンセキ（清水１勝１分け）▽観衆９２８３人
栃木 ６勝１０分け１１敗（２８） １（０―１ １―０）１ 清水 １１勝１０分け６敗（４３）
▽得点者【栃】山田（２）【清】鈴木義（２）
【評】清水は栃木に追い付かれて逃げ切れず、引き分けた。
序盤からスムーズに敵陣に前進し、ゴールに迫った。前半３１分、ＣＫから鈴木義のヘディングシュートで先制点を奪った。
後半開始からシステムに変化をつけて試合を運んだが、２２分にクロスを中央で合わされて追い付かれた。今節から出場可能となった原、鈴木唯を早速投入するなど積極的に交代カードを切って状況の好転を図ったものの、追加点は遠かった。 昇格へ痛い足踏み
Ｊ１昇格へ、痛い足踏みだ。清水は下位に沈む栃木に勝ちきれず、２戦連続のドロー。自身の得点が勝利につながらず、ＤＦ鈴木義は「攻守でより強固なものをつくる必要がある中で、それができていないのが現状」と険しい顔で語った。
４戦連続で先制には成功した。前半３１分、ＣＫから白崎を経由して鈴木義が頭で押し込んだ。先手を取れば今季のリーグ戦は１０勝２分けと無敗。思い描いていた展開の一つで折り返した。
前節を含め、最近は後半の立ち上がりの時間帯に課題を抱えていた。直近５試合のうち、３試合で開始１０分以内に失点。「何も策を打たずにやられるのは納得できない。自らアクションを起こしたい」と話していた秋葉監督は、後半開始で４バックから３－６－１の布陣に変更した。
もくろみ通りに序盤は無失点でしのいだ。ところが、再び４バックに戻して試合を運んでいた２２分に落とし穴が待っていた。クロスから中央を破られて失点。「今は我慢の時なんだろうなと…。１回のチャンスで仕留められてしまう」と指揮官は表情を曇らせる。
海外クラブへの期限付き移籍からチームに復帰したＭＦ原、鈴木唯が途中からそろって出場。３バックの一角に入った原は「求められていたことは出せた」と攻守で随所に効果的なプレーを見せた。残り１５試合。新たな力も組み込みながら、勝負強さを磨いていくしかない。
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