⚽清水エスパルス　東京Ⅴ戦勝利へ秋葉監督「先制が鍵」　きょう国立でＪ１昇格プレーオフ決勝

運動部　市川淳一朗

　Ｊ１昇格プレーオフ決勝が２日に行われ、Ｊ２リーグ４位の清水は敵地の東京・国立競技場で同３位の東京Ｖと対戦する。Ｊリーグ発足時の参加１０チーム「オリジナル１０」に名を連ねる両チームによる、昇格の残り１枠を懸けた最終決戦。清水は１日、練習を完全非公開にして最終調整した。
２９日の練習で東京Ｖ戦に向けて調整する清水の選手たち＝三保グラウンド
　清水は年間順位で下回るため、昇格には勝利が必要となる。「勇敢に、超攻撃的にプレーできるか。先制点がキーポイントになる」と秋葉監督。リーグ最少失点を誇る相手に対し、リーグ２位の７８得点の攻撃力を発揮して先手を奪えるかが勝負の分かれ目となりそうだ。
Ｊ１昇格プレーオフ
　東京Ｖはプレーオフ準決勝でリーグ６位の千葉を２―１で下した。前半で２点を先行し、リードを守り切る展開だった。先制ゴールを決めたＭＦ中原とＣ大阪時代にチームメートだった清水のＭＦ乾は「（中原は）調子が良いので、封じられるかがかなり重要になってくる」と警戒を強める。
　清水は国立競技場で昨季、今季と２年連続で主催試合を行っていて、ピッチに立った経験のある選手が多いのは好材料。味方のサポーターも大勢詰めかけることが予想され、「中立地みたいな感じ」（ＧＫ大久保）と不安要素はない。会場にはメンバー外の選手も同行し、チーム全員で大一番に臨む。
　練習中に頭部に球を受けた影響でプレーオフ準決勝山形戦を欠場したＧＫ権田は、再びメンバー外となる可能性が高い。冒頭のみ公開された１１月２９日の練習で別メニューだったＤＦ山原の状態も不透明だ。
（市川淳一朗）