テーマ : 清水エスパルス

⚽清水エスパルス 前節大敗「取り返す」 攻撃の核 乾、チーム鼓舞

 J2清水のMF乾貴士(35)が今季も攻撃陣をけん引している。ここまでトップ下で3試合連続先発出場し、卓越した技術を生かした突破や正確なパスで相手の脅威に。前節の長崎戦で今季初ゴールを決めたがチームは4失点で大敗し、「ホームでしっかり取り返す」と16日の大分戦に向けて気持ちを切り替える。

攻撃陣をけん引する清水の乾=三保グラウンド
攻撃陣をけん引する清水の乾=三保グラウンド

 日の丸を背負い、世界でも活躍したドリブラーは今季も健在だ。試合を通じてさまざまなポジションに顔を出してボールを受け、攻撃にスイッチを入れる。巧みなボールタッチは色あせず、数人に囲まれてもボールを失わないキープ力は敵味方関係なく観客をうならせる。
 長崎戦の1発はチームを奮い立たせる得点だった。2点リードを許して迎えた後半の立ち上がり。「すごくやりやすい」というMF宮本航汰(27)からパスを受け、ゴール左隅に鋭くたたき込んだ。「気持ちを入れ直して割り切ってやった」と結果で示した。
 チーム最年長で、三保グラウンドに誰よりも声が響き渡る。新加入選手や若手は「貴士君がめりはりをつけて、いい雰囲気をつくってくれる」と声をそろえる。長崎戦でもリードを許した場面で途中出場したMF西原源樹(17)らが積極的なプレーを見せると、拍手で鼓舞した。
 大分戦から中3日で千葉、秋田との対戦が続く。「もちろん3連勝がベスト。早い段階で複数点取って試合を支配する」と難敵との連戦に意欲を燃やす。
 (小沢佑太郎)

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