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⚽J2清水 外国籍選手、競争激しく コロリ、オセフン…登録枠巡りアピール

 J2清水の外国籍選手によるメンバー争いが激しい。今季所属する助っ人は6人。試合時の登録人数となる4枠を巡り、個々が存在感を放とうと必死だ。

練習に汗を流す清水のベンジャミン・コロリ(中央)ら外国籍選手たち。登録枠を巡り、個々がアピールを続けている=三保グラウンド
練習に汗を流す清水のベンジャミン・コロリ(中央)ら外国籍選手たち。登録枠を巡り、個々がアピールを続けている=三保グラウンド

 3-0で快勝した28日のリーグ金沢戦。試合終了の笛とともに、ピッチ上のMFベンジャミン・コロリ(31)は右手を地面にたたき付けた。「点を決められる試合だった。もうあと3分あれば…」。後半40分からの出場。その中で巡ってきた2度のシュート機会をものにできなかった悔しさからだった。
 コロリはこの日、リーグ戦で実に12試合ぶりにメンバー入りし、ピッチに立った。24日のルヴァン杯湘南戦で1得点と結果を残し、回ってきた出番。ボランチで主力を張るMFホナウド(26)の出場停止で枠が一つ空いた背景もあり、「時と場合によっては起こっていることを受け入れるしかない」と言うが、リーグ戦でもチームに貢献するという思いは全く捨てていない。
 コロリよりも早く投入されたFWオセフン(24)は自身約1カ月半ぶりとなるゴールを挙げた。先発や途中から出場機会はあっただけに久々の結果にも慢心はなく、「長所で戦えれば」と空中戦やポストプレーの能力でアピールを続けている。
 主力のFWチアゴサンタナ(30)とFWカルリーニョスジュニオ(28)は2人でリーグ戦12得点と好調。MFヘナトアウグスト(31)は20日の練習中に足を負傷したが、別メニューで練習を再開した。厳しい競争に身を置く助っ人に日本人選手も食い下がっていけば、チームの総合力もさらに高まりそうだ。
 (市川淳一朗)

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