テーマ：清水エスパルス

⚽「昇格」と「誇り」天王山　声援　１万８０００人超　熱狂　Ｊ２静岡ダービー

　サッカーＪリーグ２部（Ｊ２）の清水エスパルスとジュビロ磐田が７日、Ｊ１自動昇格圏を懸けて、静岡市清水区のＩＡＩスタジアム日本平で激突した静岡ダービーは、１―０で清水に軍配が上がった。両チームのサポーターは終盤戦で迎えた大一番に大きな声援を送り、熱戦を盛り上げた。

選手を鼓舞する清水サポーター＝７日午後、静岡市清水区のＩＡＩスタジアム日本平（写真部・小糸恵介）

静岡ダービーで選手に声援を送る磐田サポーター＝７日午後、静岡市清水区のＩＡＩスタジアム日本平（写真部・久保田竜平）

選手を鼓舞する清水サポーター＝７日午後、静岡市清水区のＩＡＩスタジアム日本平（写真部・小糸恵介）

静岡ダービーで選手に声援を送る磐田サポーター＝７日午後、静岡市清水区のＩＡＩスタジアム日本平（写真部・久保田竜平）

　入場券は販売直後に完売する人気ぶりで、今季同スタジアム最多となる１万８８７１人が集結した。
　清水のサポーターが大部分を埋めたスタンドは、選手入場時にチームカラーのオレンジと紺色の紙で染め上げられ、ゴール裏の２階席には「勝利」の文字が浮かび上がった。
　藤枝市出身で３０年来のサポーターの沢崎貴将さん（４２）は「ダービーは特別」と北海道伊達市から家族４人で駆け付けた。この日のために「王国復権」「エスパルス頑張れ」と記した手作りの旗を持参。「磐田にだけは負けないで」と２階席からピッチに熱いまなざしを向けた。
　磐田サポーターの熊井惇さん（３７）＝浜松市南区＝は妻明菜さん（３７）とともに、チケットを入手できなかった親族を代表して現地で観戦した。惇さんは「昨年秋は引き分けだったので白黒付けてほしい」とゴール裏で声を張り上げた。試合は磐田の惜敗に終わったが、明菜さんは「両チームとも来年はＪ１に昇格してダービーができたらいい」と期待を込めた。
（運動部・名倉正和、市川淳一朗）

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