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J2清水エスパルス リーグ戦の3分の2終了 自動昇格へより加速を

 J2清水は7月29日のリーグ第28節岡山戦でシーズンの3分の2を消化した。ここまで12勝10分け6敗の勝ち点46で4位。J1自動昇格圏の首位町田を勝ち点11差、2位磐田を同5差で追う。昇格には3~6位によるプレーオフを勝ち抜く道もあるが、まずは2位以内入りへ、残り14試合での急加速は欠かせない。

岡山戦に勝利して4位に浮上し、健闘をたたえ合う清水イレブン=アイスタ日本平(杉山英一)
岡山戦に勝利して4位に浮上し、健闘をたたえ合う清水イレブン=アイスタ日本平(杉山英一)

 4月の秋葉監督就任から8戦負けなしで一気に順位を上げた清水だったが、5月中旬の連敗などで足踏み。7月に入り昇格を争う長崎、大分を破るなど6戦無敗と持ち直し、今季最高の4位まで浮上した。
 自動昇格の2位以内を狙う上では、厳しいデータがある。過去5年で自動昇格した計10チームのうち、28節終了時点で勝ち点50に満たなかったのは2019年に2位だった横浜FCの1チームのみ。横浜FCも現在の清水を上回る48だった。
 清水が前回J2を戦った16年の28節終了時点の勝ち点は47。ただ、残りを9連勝含む12勝1分け1敗の快進撃で乗り切り、2位に滑り込んだ。過去の結果を踏まえても、中盤戦までを超えるペースで勝ち点を積み重ねていく必要がある。
 指揮官は「プレッシャーがかかる中でどれだけ自分たちのフットボールをやり切れるか」と重圧が増す終盤戦を見据える。16年にFW北川やMF金子(現J2磐田)、DF松原(同)ら若手がチームを底上げする存在となったように、新たな戦力の台頭も求められる。

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