テーマ : 清水エスパルス

⚽清水エスパルス 今季最長の4戦連続無失点 好調支える鉄壁の守備

 J2清水の守備力がクラブ記録を更新する14戦負けなし中と好調のチームを支えている。引き分けた前節甲府戦も相手にゴールを割らせず、連続無失点試合は今季最多の4に伸びた。

チームの好調を支える最終ライン。連続無失点試合を今季最多の4に伸ばしている=三保グラウンド
チームの好調を支える最終ライン。連続無失点試合を今季最多の4に伸ばしている=三保グラウンド

 清水は36試合を消化してリーグ総失点数は27。1試合消化の少ない首位町田と並んで、リーグ最少だ。特に直近10試合はわずか4失点、7度の完封と安定感が増している。
 要因の一つとして挙げられるのは前線からの守備。「超攻撃的、超アグレッシブ」を掲げる秋葉監督の下で戦い方の軸としてきた部分だが、3戦前から右MFに岸本を起用。右サイドバックが本職の俊足自慢を置くことで、敵陣での守りの強度をより高めた。
 センターバックのDF高橋は「FWからしっかりプレスをかけてくれるので、相手のパスコースが制限されて読みやすくなる」と効果を口にする。9日の山形戦、17日の金沢戦ではプレスからボールを奪い、得点につなげる守備から攻撃への好循環も生まれた。
 ゴール前の堅さも目を引く。「危ないところを消すことを意識している。いち早く戻って中央を固め、(クロスを)上げられてもやられないことが大事」と高橋。4バックから後半に3バックへと変更することも多い中、鈴木、原を加えた身長180センチ超の最終ライン3人が体を張ってはね返し続けている。
 ただ、ピンチが全くないわけではない。「カウンターでやられそうな場面はある。レベルが上がれば仕留められるので、回数を減らしていかないと」と原。J1昇格の懸かる残り6試合を見据え、さらなる強固さを求める。
 (市川淳一朗)

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