テーマ : 沼津市

怪魚「アカメ」初飼育 公開へ準備 伊豆・三津シーパラダイス

 沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイスはこのほど、日本三大怪魚の一種と言われる巨大魚「アカメ」の飼育を始めた。同館での飼育は初めて。公開に向けて傷の治療など準備を進めている。

飼育中のアカメ。治療のため、薬で緑色の水槽内を泳ぐ=沼津市の伊豆・三津シーパラダイス
飼育中のアカメ。治療のため、薬で緑色の水槽内を泳ぐ=沼津市の伊豆・三津シーパラダイス

 9日に同館近海でのシラス漁で捕獲された。体長は約70センチで性別は不明。捕獲の際に負った傷の治療や環境への適応のため、バックヤードの水槽で飼育している。
 同館によると、アカメは静岡県以南の太平洋沿岸などに生息するスズキの仲間。光が当たると赤く見える目が特徴で、体長は最大で1メートルを超える。県内での捕獲例は少ないという。環境省の絶滅危惧種に指定されている。
 1カ月ほど飼育を続け、状態次第で展示を検討するという。魚類担当の飼育員水野晋吉さんは「これほど近くで捕獲されるとは思わず驚いた。何とか公開できるよう努めたい」と話した。

いい茶0

沼津市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞