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記者コラム「清流」 指導者確保 企業連携を

 沼津市は昨年11月から、中学校の部活動の地域移行に向けた「休日移行」の実証事業に取り組んでいる。休日移行では、休日の活動に顧問が帯同せず、地域の競技団体が派遣した指導者が生徒を指導する。最終的には、平日を含めた完全移行を目指している。
 ただ完全移行を目指すにあたり、課題の一つになっているのが指導者の確保だ。実証では顧問経験のある教員が指導に当たっているが、平日は勤務のため、確保が難しいのだという。
 それならば、地元企業内のスポーツ人材が、地域貢献の一環で指導に当たる仕組みを整備できないものだろうか。ボランティアではなく業務の一環として、地域の生徒と交流を深めることで得るものも大きいのでは。指導者、生徒がともに前向きに取り組める仕組みの整備を期待したい。
(東部総局・菊地真生)

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