仏の日本酒審査 2年連続で「金」 浜松・花の舞酒造
花の舞酒造(浜松市浜北区)はこのほど、フランスの日本酒コンクール「Kura Master(クラ・マスター)」のサケスパークリング部門で、同社の発泡性日本酒「アビススパークリング」が2年連続で金賞を受賞したと発表した。
同商品はワイン酵母を使用し、瓶内で2次発酵することで適度な泡を保つ。アルコール度数は12%と低め。今年は昨年よりもやや辛口にし、ガス圧も高めにした。2021年10月に発売し、累計の販売本数は約2万1000本。販売価格は720ミリリットル税込み1980円。
同コンクールは17年から開催され、フランス人を中心としたワインソムリエや飲食業界関係者が審査を務める。今年は7部門に340社から1090点の出展があり、プラチナ賞117点、金賞242点が入賞した。県内では純米酒部門で英君酒造(静岡市清水区)と三和酒造(同)が、純米大吟醸酒部門で土井酒造場(掛川市)と初亀醸造(藤枝市)、サケスパークリング部門で三和酒造がプラチナ賞を受賞するなど高い評価を得た。